2012年12月31日月曜日

【新卒・キャリア】コネ入社する、その前に


いやあ、大晦日ですね。あと数十分で今年も終わりです。

いい年だろうとそうでもない年だろうと、年月は平等に過ぎていきます。目を閉じて一晩眠ればもう新年。悩みを持ち越さずに新しく生まれ変わった気持ちで目覚められればよいのですが、そうもいかないのが大人の生活ですね。



今日でいったんコネ入社シリーズ一区切りです。

前回、前々回と書いてきましたように、コネ入社だからどうこうということは、ご本人が気にするほど周囲は気にしていません。噂をささやかれることはありますが、ご本人が正々堂々としていればなんとでもなります。


しかし、だからこそコネで入社する場合には、ご本人の「自信」が大事です。


「本当は自分がこんなところで働けるような人間じゃない」「所詮コネだしな」「本当は周囲の人も馬鹿にしてるんじゃないだろうか」などなど、卑屈になることは簡単ですが、一度そうなってしまうとなかなか這い上がれなくなってしまいます。


そんな状況に陥るのを防ぐためにも、コネ入社するその前に、ぜひ他の企業の内定を取ってください。


他の会社で内定がもらえないからコネ入社すんじゃねーか、と思われるかもしれません。まあそんなこともあるでしょう。でも、別に「行きたい会社」の内定を取る必要はないんです。


「他に採用してくれるところが1社もないから、この会社にコネ入社した」と「他にも行ける会社はあるけど、ここがいいなと思ったから、この会社に入社した。」ということは大違いなのです。

周囲の扱いも違いますし、何より自分自身への自信が違います。



だから、なんでもいいんです。コネ入社する前に、自力で内定を取ってください。どんな極小企業だろうと、無名企業だろうと、そのことが自分を支えます。


そんなわけで、よいお年を。




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2012年12月30日日曜日

【新卒・キャリア】人事の人は、コネ入社をどう思っている?

今日は、人事の人は、コネ入社についてどう思っているのか?についてです。


私自身が人事として働いていた企業はコネ入社はそれほど多くありませんでした。新卒もキャリアもあわせて、年間に片手で数えられるほどです。

大手広告代理店やマスコミなどはコネ入社だらけ、むしろコネがないと入れないという状況らしいですが、そういう特殊な状況とは一線を画した普通の企業です。


正直、私はコネ入社に対してそれほど何も思っていませんでした

自分自身はコネなんてものに全く恵まれていませんでしたので、「へー、本当にそういうことがあるんだなあ。」程度の感慨はありましたが、前回の記事に書いたように、コネだと入社後に本人(ついでに紹介者本人も)がすごくがんばる場合もありますからね。



ただ、取引先の紹介によるコネ入社の場合は非常にダルいです。

今までに関わったコネ入社は、身内の紹介、親族の紹介、社員の紹介、すべて必ず面接をさせてもらいました。特に身内の場合には、「紹介はありがたいけど、面接はしますよ。本気のやつ。」ということを了承してもらっていました。不思議なことに身内の紹介(特に息子・娘)だと、「そこをなんとか頼むよ、面接とか言わないでさ。」ということは皆さん言ってこないです。良識的な人であれば、人事の面接も通らないくらいのデキの悪い息子・娘を自分のゴリ押しで採用すると、自分の後の立場が危ういということがわかるからでしょう。



しかしこれが、取引先ということになってくるとまた話が変わってくるのです。

おそらく相手の方はゴリ押ししているわけではなく、「うちの息子が、なかなか内定がとれなくてねえ...。ところで御社に興味を持ってるんだよ。」くらいのことしか言っていないんだと思いますが、これが大事な取引先であればあるほど、紹介者は相手には「まかせてください」と大見栄を切ってしまっていて、人事部には「重要な取引先のご子息なので、絶対落とさないでください。」と意気込んでくるわけです。



それがまた、そういう時に限って面接に登場するご本人が全く覇気がなくてダメダメだったりするわけです。

で、ダメだと伝えるのに一苦労して、紹介者は激怒、一悶着、だけど取引先に伝えてみると「やっぱりねえ、難しいよねえ、無理言って申し訳なかったね。」みたいなところで決着がつくと。



コネ入社そのものがダメだとは全く思わないですが、コネであることでいろんな人の思惑が間に絡んでくると、その調整が面倒でしょうがありませんでした。



コネ入社するご本人には全く責任がないことなんですけどね。



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【新卒・キャリア】コネ入社する、その前に
【新卒・キャリア】コネ入社って、どうですか?(身内紹介編)










2012年12月27日木曜日

【新卒・キャリア】コネ入社って、どうですか?(身内紹介編)


もしこの記事に「コネ入社」というキーワードで検索して辿り着いたのだとしたら、あなたはコネだろうが何だろうが気にせずにそのコネに感謝して入社すべきです。


コネがあるだけラッキーです。

大事なことなのでもう一度書きます。

コネがあるだけラッキーなのです。
いいから悩まず入社しろ。
そして人一倍努力しろ。



さて、話を戻しますが、コネ入社で企業側が「やっちまったな」と思うのは、本人がコネにあぐらをかいてしまうケースです。まあよく言う「オレは部長は息子だしー。」「アタシのパパは、役員なんだから!」というやつです。

こういうタイプの人は、「コネ入社ってどうなんだろう。」「やっぱり周囲に嫌がられるよな…。」なんて事前に悩んだりはしません。だから、「コネ入社」とわざわざ検索してこんな記事を読まれているのだとしたら、悩まず入社して頑張ったらいいと思うのです。


「自分が仕事できなくて、迷惑かけることになったらどうしよう。」と思うなら、人より努力して人より成果をあげるしかありません。他の人達は選考の過程やその前の学生時代・職歴において努力してきたからこそ採用されているのに、その難関をスルーパスして入社するのですから、人一倍努力するのは大前提です。必須です。

自分がちゃんと仕事ができるか、周囲に陰口叩かれないか、そんな不安があるのは当然です。でも、やってみないことにはわかりませんから、まずは入社して最低3年間がむしゃらに頑張ってみたらいいと思うのです。



コネ入社の場合には、数年間は何をやっても「○○さんの子供らしいよ」「へーそうなんだ」と言われ続けます。仕事ができれば良い意味で、仕事ができなければ悪い意味で。


でも、真面目に仕事を頑張り続けていれば、そのうち言われなくなります。「○○さんの息子」「○○さんの娘」ではなく、「○○さん」として認識されます。息子/娘、という冠がいつまでたっても取れないのだとしたら、それは「この人、なんでここにいられるんだろう?仕事全然できないのに。」という疑問に対して「ああ、○○さんの息子/娘だからね。」という回答が常にどこかでなされているからだと思ってください。


 
コネ入社で楽したいと思うなら、やめておきましょう。周りが迷惑です。
(そういう人はこの記事を読んでいないでしょうけど。)


しばらくコネ入社の話題が続きます。



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【無職】面接官は無職の気持ちはわからない
【無職】「仕事なんて探せば見つかるでしょ」という言葉

 

2012年12月14日金曜日

【新卒・キャリア】私は自分が思っていたほど優秀ではなかった(2)

先日、コメントを頂いた記事を読み返してみたら、我ながら良記事だなあ、と思ったので続きを書く事にしました。


【新卒・キャリア】私は自分が思っていたほど優秀ではなかった


結構長い事ブログを書いていますが、そうすると時折過去の自分が考えていた事にハッとさせられることがあります。特に悩んでいるときや迷っているときに、過去の自分に励まされているような気分になります。(何年たっても変わらねえなあ、自分、と思う事も多々ありますが。)

この記事はまさしくそんな感じで、たった1年前ではありますが、最近よくクヨクヨ悩んでいるので我ながらちょっと心に沁みました。最高の自家発電です。



自分を諦めること、というのは結構簡単です。
大人になったふりをして、うっすら笑いでも顔にへばりつけておけば、一時的にはしのげるかもしれませんが、自分を諦めたという事実は、数年経って重たくのしかかってきます。そのときになって誤りに気づいたとしても遅すぎはしませんが、軌道修正するには、あきらめてから経過した時間と同じだけの時間がかかります。


中年の域に差しかかってきてから、ふと「自分が何者にもなっていない」という考えが押し寄せてくることがあります。地位や名誉のことでなく、昔子供だった頃に「自分は大きくなったら何になるんだろう」と希望を膨らませていた問いへの答えとして、「何者にもなっていない」という事実が身に沁みるのです。しかし、焦っても悩んでも、私は私自身が決断したこと、信じていること、やっている事でしか、「何者か」になることはできないのです。



決断の積み重ねが人生を作ると言いますが、諦めたことの積み重ねもまた、自分の人生をつくっていきます。

これを読んでいる方がもし、自分を諦めそうなのだとしたら、ぜひ「自分の周囲の人は、自分の幸せを心から願っている。」と信じてみてください。それが事実であるかどうかはさておき、「周りの人は皆、自分の幸せを願っていて自分を応援してくれている。」と信じれば、自分が納得できる有り様として自分の人生を生きることへの勇気が湧いてきます。


諦める、という選択肢があるとしたら、諦めない、という選択肢もまた、そこにあるのです。
 


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【新卒・キャリア】頭がいいかどうかは、たいした問題ではないこと

 

 

2012年11月29日木曜日

【新卒】志望動機に「人」をあげるなら


新卒さん向けの内容です。

志望動機を何と伝えるか、というのは就職活動で頭を使う事No3くらいに入るんじゃないでしょうか。さてそこで、面接官が納得しやすくてアレンジのききやすい志望動機をご紹介してみたいと思います。


志望動機に「人」をげる方法です。



しかし、この技を使うときはちょっと注意が必要です。

まず第一に、「説明会でお話をした人達にすごく好感を持てたから」。これはやめたほうがいいです。良さそうに思われるかもしれませんが、面接官は心の中でこうつぶやきます。

「いや、その人たちと一緒に働くわけじゃないから。人事のスタッフだし。」
「 説明会なんだから、感じよくて当たり前でしょ。社員が感じ悪い説明会とかそうそうないよ。」

というわけです。やめておきましょう。



第二に、「先輩が御社で働いていまして、自分もああいう風に働きたいなあと思って。」

これは、本当だったら結構最強です。

身近にその企業で働いている人がいて、その上で自分も働いてみたいと思っているということは、それなりに仕事に関するツラい部分も知った上での志望なのかな、と判断できるからです。ただし、私だったらこう聞きます。

「そうなんですねえ。何ていう方ですか?」
「その方から聞いて、具体的にどんなところがいいなと思ったんですか?」

なので、嘘はやめておきましょう。


当たり障りがなくていいのは、「同じ業界で働いている先輩がいる」 これです。

ただし、これもやはり、
「へえ、そうなんですか。その方はどちらの企業で働いてらっしゃるんですか?」
「その方から聞いて、具体的にどんなところがいいなと思ったんですか?」
と聞かれる可能性があるので、真っ赤な嘘はやめておきましょう。


企業名を嘘つくのはちょっと難しいですが、「その人から聞いて…」という部分は多少話を盛っても気づかれにくいです。

(その先輩とは、本当はそんなに親しくないんだけどね。仕事の話もちょっとしか聞いたことないし) くらいなら、許容範囲だと思います。



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2012年11月26日月曜日

【キャリア】面接官は応募者にアドバイスする義理はないこと


なんだかちょっと高飛車なタイトルになってしまいました。

就職や転職で立て続けに落ちた経験のある方であれば、「不採用だった理由を教えてほしい。次に活かしたいから。」と思われたことがあるかもしれません。(ちなみに私はあります。)



しかし、人事担当者はそんなことはしません。

なぜか?と問われたら、理由は簡単です。

そんな義理はない からです。

人手不足の業界で応募者が新卒の若い方であれば、多少は可能性があります。企業側が100点ではないのと同様に応募者の方も100点ではありませんから、「こいつは色々丁寧に教えて行けば成長するかもな。」という可能性も込みで採用することが多いからです。


しかし、キャリア採用ではほとんどありえません。

教えたくない、教育する気は全くない、という意味ではなく、そもそもそのスクリーニングに漏れているからこそ面接でNGが出ているのであって、その相手に対してアドバイスを行っていく、というのは企業の人事担当者の分を超えているのです。もし、そういうことをしたとしたら、私だったら「自分は何様のつもりなのだろうか。」と 落ち込んでしまいそうです。(あくまで個人的な考えですが)


面接官は、面接を通じて、その相手が自社の求める人材像に合致しているかどうかを判断しているだけであって、応募者の方の生き方や考え方そのものをどうこうしているわけではないのです。

そんな義理はない、というのは、つまり、裏を返せば、「そんなに偉いご身分なわけじゃない」ということなのです。


ま、アドバイスしたがりの人事担当者というのも、いるにはいますけどね。


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【面接官の心得】一緒に働きたいか



2012年11月19日月曜日

【新卒・キャリア】職業に貴賤はないと言うけれど



昔、このブログでも紹介したことのある「刺身の上にタンポポのせる仕事」が話題になっていました。

リクナビの就活漫画がひどすぎる件 問題表現を削除せよ!

第4回では、刺身に花を載せる仕事を蔑視している。工場で働く方の気持ちをわかっているのか。また、学生時代に努力した経験の描写も学生を茶化したものだと言わざるを得ないだろう。

▼話題の漫画はこちら








うーん、まあそんなに目くじら立てるほどの表現ではないような気もしますが、このリク○ビさんの漫画はセンスがないのには同意です。

「刺身の上にタンポポのせる仕事」の話がおもしろいのは、「たかがタンポポのせるだけ」と仕事を侮っていた”やる夫”が次から次へと発生するトラブルや誘惑に落ち込んだり挫折したりしながら、成長…はせずに、変わらず骨の髄までニートであり続ける、という点だと思うのです。

根底に流れているメッセージは、「どんな仕事だって大変なんだぞ(簡単にできる仕事なんてないんだから、ニートで居続けたほうが楽だよ。)」というものです。


これは、リク○ビさんの漫画で表現されている「何の取り柄もないオレができそうな仕事は…」「刺身にタンポポをのせる仕事!!」とは全く逆のメッセージなのです




そして話は飛びますが、職業には貴賤はないが、人気の多寡はもちろんあるわけなのです。




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【無職】「刺身の上にタンポポのせる仕事」



2012年11月6日火曜日

【新卒・キャリア】スマートな内定辞退の方法


前回からの続きです。

要するに、「内定を辞退したら水をぶっかけられるのか」という疑問については、「いいえ、ぶっかけられません。仮にぶっかけられたとしたら、今後その会社で働いたらその何十倍もの水をぶっかけられると思って、強固に辞退しましょう。」というのが結論です。

というわけで、 新卒の方でもキャリアの方でも使えて、かつ辞退する側もされる側も心の負担の少ない方法をご紹介します。


1、メールを送る

「内定を辞退します。こういう理由で。」という内容を、簡潔にわかりやすく、かつ丁寧に書きます。短過ぎず、長過ぎず、の長さで。「辞退します」だけだと、「なぜですか?」と質問されて、説得にまわられるので、理由は非常に重要です。

内定辞退の際に送るメールの文面等は、色々なところにサンプルがあがっているのでそちらを参考にするとよいと思いますが、特に理由部分については、自分の言葉で書かないと伝わりません。

文章にすることで、自分自身も考えが整理されますし、相手にもあなたの決意が伝わりやすくなります。

メールにあなたの電話番号等、連絡先を書くのも忘れずに。


2、5分程置く

震える手で送信ボタンを押したら、落ち着いてゆっくり 一服しましょう。


3、電話する

電話します。

「内定者の○○ですが、△△さんいらっしゃいますか?」と呼び出しをして、採用担当者が在席していた場合は、「内定者の○○です。先ほどメールでもお送りさせて頂いたのですが、本当に申し訳ありませんが、内定を辞退させて頂きたいと思います。」と口火を切りましょう。そこから先は、相手のペースにおまかせです。

一番いいのは、採用担当者が電話口でメールを確認しながら話してくれるシチュエーションです。電話で一から説明しなくても、内容の詳細はメールで伝わりますので、あなたの決意の固さや辞退の理由がネガティブではないことなどをスムーズに理解してくれる可能性が高まります。

相手がメールを確認せずに、「理由を説明して!メールで断ろうなんて非常識じゃないの?!」とかなんとか高圧的に出て来たら、「申し訳ありません、電話だけだとうまく伝えられないかもしれないと思いましたので…」とかなんとか言いながら、送ったメールの文章を見ながら同じ事を説明すればOKです。

もし、担当者が不在だったとしたら、「実は内定を辞退させて頂きたいと思っておりまして、先ほど詳細のメールをお送りしましたので、ご確認いただけるようお伝えいただけますでしょうか。」と伝言しておきましょう。

メールを見た相手から、電話が来るかもしれないし、メールで返信が来るかもしれないですが、自分から再度電話をかけ直す必要はなくなります


困るのは、伝言した後、企業側から何のアクションもない場合ですが、メールを見ていないか、届いていないという可能性もありますので、2日経っても何もなければ、もう一度電話してみましょう。


あと、ついでですが、メールを送る際に、採用業務に関わっていた人達へのお礼を加えておくと、採用担当者も多少気分がよいというか、自分たちの落ち度ではないことが確認できて安心できるので、スムーズな辞退のためにも一文加えておく事をおすすめいたします。



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2012年10月29日月曜日

【新卒】内定を辞退したら水をぶっかけられるのか

内定を辞退するのが怖い 

実に贅沢な悩みです。

辞退する時点で、 他に本命の会社から内定が出ているのか、もしくはその企業がよっぽどDQNなのか、ってところでしょうか。まあ理由はさておき、内定を辞退する必要のある状況に置かれたら、電話か書面での連絡が普通です。


「内定の辞退は電話もしくは企業を訪問して伝える。それが抵抗あるなら書面(手紙)で。」なんて書かれている書籍やサイトがありますが、 できればメールで欲しいなあ、というのが個人的には本音でした。というのも、電話で内定辞退の連絡が来て困ることが結構あったからです。

 私もご多分に漏れずそうでしたが、採用担当者は、やれ面接だの、面談だの、打ち合わせだの、席にいることが少ないです。あと3分で大事な打ち合わせが始まるというタイミングで電話がかかってきて「内定を辞退させて頂きたく…」なんて話が始まってしまうと、時計とにらめっこしながら話を聞かなくてはいけません。説得どころではなくなってしまいます。

そして「ちょっと、ごめん、あとでかけ直すから。ゆっくり話聞かせて。あ、無視しないで電話とってね。」なんて、仕事中に別れ話を切り出されたかのような会話を電話口で繰り広げることになります。


その点、メールであれば時間に融通がきくし、超S級の内定者であれば、じっくり話をする態勢で折り返し電話をすることもできますし。ですが、「内定の辞退はメールで欲しい」という企業はちょっとレアな気がします。一番スマートなのは、メールを送ったあとに電話でも連絡して、相手に対して直接誠意を伝える方法だと思います。



さて本題に戻りますと、電話で内定辞退の連絡をすると怒鳴られたり、呼び出されて水をぶっかけられたり、というのは、実にまれなケースだと思います。都市伝説なんじゃないでしょうか。

もし、内定の連絡をして電話口で怒鳴られたり恫喝されたり、挙げ句の果てには呼び出されて水ぶっかけられたりするなんてことがあったとしたら、そこの企業は内定を辞退して正解です。


(この話、もうちょっと続きます。)


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【新卒】内定はゴールではないことを肝に銘じよ

2012年10月23日火曜日

【新卒・キャリア】嫉妬心は扱いが難しい


人事の仕事をしていると、どうしても人の心に配慮することが多くなります。

採用の時には、「この人があの部署で働いたら、うまくやれるかなあ。部署の他のメンバーはどう思うだろう。」と気になりますし、誰かが昇進するとなると、「この人が昇進することで、やる気をなくす人はいないかなあ。」なんてことが気になります。

最終的には、誰かがその事実にマイナスの気持ちを抱こうが何しようが、その人を採用したり昇進させたりすることが会社にとって必要だと判断されれば、そうなるわけですが、 そこはやはり人事。人の心の機微の細かいところを気にしてうろうろしたりするわけです。(そういうタイプじゃない人事部もたくさんあると思いますが。)


それほど経験豊富なわけではありませんが、多少なりともそういう経験をしてきた私の実感をひとつ述べさせて頂くと、

男性の嫉妬心は扱いが非常に難しい です。


女性よりも男性の方が嫉妬深い、なんて話は恋愛話でよく聞きますが、職場においては必ずしもそうは思いません。というか、むしろ仕事上の嫉妬心については男女の別は特にないです。

ただ、適当にやっている仕事において他の人への嫉妬心は生まれづらいので、仕事に一生懸命になっている人ほど、嫉妬にかられやすいのは確かだと思います。

特に「自覚のない嫉妬心」ほど厄介なものはなく、そういう意味では、男性の方が「嫉妬」という感情を扱い慣れていないのだろうという気はします。


私も一度だけ経験があります。
どんなに頑張っても、どんなに勉強しても、どうしてもかなわない(と自分では勝手に張り合っていた)同僚に対して、愛憎混じり合ったものすごい熱量の(周囲にはできるだけ漏らさないようにしていたつもりですが)感情を抱いていたことがあります。こじらせた嫉妬心は、すごい破壊力なのです。


ひとつ確実に言えるのは、優秀な人ほど、嫉妬を避ける術を持っているものだということです。


投げっぱなしですが、今日はこんなところで。


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2012年10月9日火曜日

【心の問題】うつからの復職時に部署を変えるには


うつ関連の記事を書くと、場合によっては読んでくださっている方に不愉快な思いをさせることもあるかと思うのですが、過去ログを読んで頂ければ私のスタンスはわかって頂けると思うので、気にせず書いてみることにします。


何度か書いたことがありますが、人事担当者は、
うつからの復帰社員の部署を変えるのを嫌がる 傾向にあります。


もちろん、ちゃんとした企業の場合にはそんなことはないのでしょうが、忙しい会社、常に仕事がたんまりある会社、殺伐とした会社、うつ病に理解のない会社では、そうなりがちです。私自身、自分が経験した企業と付き合いのある人事担当者達から聞いた程度の話でしかありませんが、喜んで部署を変えてくれる会社は少数派でしょう。




さらに、本人をうつ状態に至らしめた原因ではないかと思われるような上司に限って、本人の異動を承諾しなかったり、休職中のその社員とコンタクトを取りたがったりするケースもあります。

本人の口から自分自身に対するネガティブな意見が発せられるのを恐れての保身なのでしょうが、本人が「○○さんとは連絡を取りたくない」と言えずにいると、ますます状況は混乱していきます。

本人は、異動を前提に復職したいけれど、上司は「うちの部署でもともと働いていて、病気もよくなったから復帰するわけだろう。当然、うちの部署に復帰すべきだ」と主張する。人事担当者はそもそも、異動させることにあまり乗り気ではない、というわけです。

保身に走った上司ではなくとも、自分自身や部署の状況に原因があって、社員がうつ状態に陥ったということを認めたがらないケースもあります。



こんな時のために、何にせよ、自分がうつ状態に陥ったきっかけ を客観的事実として語れるようにしておくことが重要です。勤怠状況や、仕事の状況をあらわすメールのやりとり、自分のメモや日報のようなものでも構いません。

「ほら、こんな状況だったんですよ。」ということが説明できると、その状況が改善していない限りは同じ部署に復帰することはできない、ということについて説得力がぐんと増しますし、場合によっては人事としては「これを持って労基に駆け込まれたらどうなるか」という考えが頭をよぎらずにはいられませんので、交渉を優位に進められる可能性があります。



もしあなたが休職中だとして、周囲の人達が親身になってくれる人ばかりだったとしたら、それはものすごくラッキーなことなのです。



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2012年10月3日水曜日

【エレファントカシマシ】 翳りゆく部屋


エレファントカシマシのみやじこと宮本浩次が難聴で手術を行い、しばらくの間活動を休止するそうです。

詳細は公式サイトやファンの方のブログ等に詳しく載っていますので、ご興味のある方はそちらを参照頂くとしまして、せめてもの応援として、一人でもエレカシファンを増やすべく曲紹介などしてみます。


 「翳りゆく部屋」です。



窓辺に置いた椅子にもたれ
あなたは夕陽見てた
なげやりな別れの気配を
横顔に漂わせ

二人の言葉はあてもなく

過ぎた日々をさまよう
ふりむけばドアの隙間から
宵闇が しのび込む

どんな運命が愛を遠ざけたの

輝きはもどらない
わたしが今死んでも

ランプを灯せば街は沈み

窓には部屋が映る
冷たい壁に耳をあてて
靴音を追いかけた

※どんな運命が愛を遠ざけたの

輝きはもどらない
わたしが今死んでも※

(※くり返し)

 

松任谷由実の曲のカバーです。

私はこの曲を初めて聴いたとき、「この人こんな歌い方もできるんだなー」と感心してしまいました。歌、うまいんです。すごくうまいんです。

エレカシの歌は、ロックからバラードまで幅広く歌詞の内容も多岐に渡りますが、どんなに前向きな応援歌でもその根底に人生への苦しみというか哀しみというか、もがいている様子があるように思われて、そこがなんとも言えない魅力です。

就職活動や転職活動がなかなかうまく進まなくて明るい曲を聴く気分になれない方にも、生きる事の憂鬱さに押しつぶされそうな方にも、なぜか素直に心に染みる曲が多いのでおすすめです。


そして、死なずに戻って来てください。


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【エレファントカシマシ】風に吹かれて





2012年9月30日日曜日

【新卒・キャリア】面接では別に即答しなくてもいい


面接、とくに新卒の面接の場合、何かを質問すると、待ってましたとばかりに返答が返ってきます。

「どういう仕事に就きたいとお考えですか?」
「はい、私は学生時代には…をやってきました。そのため…に興味があり、… の仕事に就きたいです!」

むしろちょっとカブり気味なくらいに用意しておいた答えをスラスラと述べてくれる応募者の方が結構います。その反面、ちょっと変化球の質問や、事前に回答を準備できない質問をすると、

「さっきのセミナー、どうでした?」
「えーと、そうですね!おもしろかったです!」
「どこがおもしろかったですか?」
「えーと、そうですね。…。……。(焦ってる風)はい、すごく考えさせられました!
なんてことになりがちです。


 別に、意地悪しているわけじゃないんですよ。面接官は、「事前に用意してきた回答ばかりだなあ」、と思ったら、その場で考えないと答えられない質問をすることがありますが、それは実際に、応募者の方に「今、考えていること」を発言してほしいからです。用意してきた回答ばかりだと、ソツがないのは当然ですし、その人がどういう人なのかを伺い知ることは難しくなるからです。


答えるまでに少々時間がかかるくらい、別にたいしたことじゃない んですよ。

 「えーと、そうですね。」と言って1分くらい黙って考えても、別になんてことはないです。
間で「えっと、ちょっと待ってください。考えをまとめます。」くらい言ってくれたら嬉しいですけど。

判断材料になるようなことを何一つ聞けずに面接を終了すると、それだけで面接時間が丸々無駄になります。それに比べれば、1分くらい待つのは、何て事はないんです。


面接では即答しなきゃいけない、なんて決められているものでもありませんし、回答に悩んだときは焦らずにちょっと時間をもらってちゃんと考えて回答したほうがいいです。


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【新卒・キャリア】「ダメな理由」を探している質問
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2012年9月25日火曜日

【新卒・キャリア】面接で目を見て話せないなら



面接で目を見て話すのが恥ずかしい、抵抗がある、という方は少なくありません。


そういった方々へのアドバイスとしてよく見かけるのが、ネクタイの結び目あたりを見て話すといい というものですが、これはやめておいたほうがいいです。



いや、だってわかりますよ普通に。微妙に目が合ってないことくらい。



人間は、目が合ったかどうかについて非常に敏感です。かなりの距離があっても「あ、今あの人と目が合ったな」とわかることがありますし、なんでしたら背中を向けていても視線を感じることがあるくらいです。それほど敏感な「視線」がほんの数十センチしか離れていない相手から自分の目に向けられているかどうかくらい、誰だってわかるもんだと思います。


これはですね、もう「恥ずかしかろうが、なんだろうが、目を見なさい」としか言えません。

面接は、互いに自分のこと(面接官の場合は自分の会社のこと)を説明する場です。真剣に何かを説明しようとすれば、相手の目を見ずにすますことはできません。見ないと、相手が自分が話していることを理解できているのかどうか確認できませんしね。


ただ、別に面接をしている間中、ずーっと目を見ている必要はありません。ずーっと目を合わせているなんて、それこそまさしく自然界における敵意の表れってやつです。そんなにずっと見つめられていられたら、面接官もソワソワドキドキしてしまいます。



どうしても苦手な方は、目を見るタイミングを絞るといいと思います。

まず第一に、面接官が質問をしている、その質問終わりの時。あなたの質問をちゃんと聞いていますよ、理解していますよ、というサインです。そして次に、自分の話の終わり部分。私の話はこれでいったん終わりですよ、あなたは私の話を理解してくれましたか?というサインです。


それぞれ、時間は1秒から2秒ほどでいいと思います。それ以外の時間は、テーブルの上や相手の胸元あたりを見ているといいと思います。斜め上あたりを見ながら話をしていると嘘をついてると思われるかもしれませんし(本人の利き手斜め上を見ているとき)、向き方によっては少々アホっぽいと思われる可能性があります。


しつこいようですが、ネクタイの結び目や首もとをまじまじ見つめられると、面接官は居心地が悪くてしょうがないのです。




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2012年9月9日日曜日

【新卒・キャリア】ブスな社員の25箇条

宝塚で語り継がれているブスの25箇条っていうのがあるらしいです。


  1. お礼を言わない
  2. おいしいと言わない
  3. 目が輝いていない
  4. 精気がない
  5. いつも口がへの字の形をしている
  6. 自信がない
  7. 希望や信念がない
  8. 自分がブスであることをしらない
  9. 声が小さくイジケている
  10. 自分が最も正しいと信じている
  11. グチをこぼす
  12. 他人をうらむ
  13. 責任転嫁がうまい
  14. いつも周囲が悪いと思っている
  15. 他人を嫉妬する
  16. 他人につくさない
  17. 他人を信じない
  18. 謙虚さがなくゴウマンである
  19. 人のアドバイスや忠告を受け入れない
  20. なんでもないことにキズつく
  21. 悲観的に物事を考える
  22. 問題意識を持っていない
  23. 存在自体が周囲を暗くする
  24. 人生においても仕事においても意欲がない

こ、これは!!

2.おいしいと言わない → 嬉しいと言わない
8.自分がブスであることを知らない → 自分が仕事ができないことを知らない

と言い換えたら、もうそのまま「ブスな社員の25箇条」として成り立ちます。

別に、ブスって女性のことだけを指しているわけではないですよ。
男性でもブスな輩はいます。


「20.なんでもないことにキズつく」なんて秀逸ですね。そうなんですよ、なんでもないことで傷ついて「傷ついている自分」を周囲にアピールするんですよ。

そして極めつけはこれですね。「23.存在自体が周囲を暗くする」

その人がマイナスの空気を振りまくせいで周囲が皆気を使ってしまって、職場の空気が淀んでしまうなんてのはよく聞く話です。それほど接点がなくても、人間ですからね、繊細な人はダメージを受けるし、何を言ってもマイナスの答えしか返ってこない相手を交えて話をする気にもならなくなってきます。そしてどんどん職場の雰囲気が悪くなり業績も落ちて行くと。


こういう人、なんて言うんだろうなあ、と思ってたんですよ。
傷つくのはむしろ周囲であって本人がうつになることはまずないし、モンスター社員というのともちょっと違うなと。


これを読んで、そうか、 こういう人達は ブスな社員 なんだなと、とても納得したのでした。



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2012年8月27日月曜日

【エレファントカシマシ】風に吹かれて


非常にメジャーなバンドだと思っていましたが最近はあまり露出しないようで、一回り以上年が離れている人たちにエレカシを知らないと言われて驚いたので、ブログに載せてみようという気になりました。


歌いだしが素晴らしいです。




輝く太陽はオレのもので
きらめく月は そう おまえのナミダ
普通の顔した そう いつもの普通の
風に吹かれて消えちまうさ

あたりまえに過ぎ行く毎日に
恐れるものなど何もなかった
本当はこれで そう 本当はこのままで
何もかも素晴しいのに

明日には それぞれの道を
追いかけてゆくだろう
風に吹かれてゆこう

さよならさ 今日の日よ
昨日までの優しさよ
手を振って旅立とうぜ

いつもの風に吹かれて

見慣れたいつもの町を過ぎれば
素知らぬ顔 そびえるビルの角
遠くで聞こえる そう 遠くで聞こえる
町の音に耳をかせば

悲しみは 優しいふりして
この町を包むだろう
おまえに会いにゆくまで

さよならさ 今日の日よ
昨日までの優しさよ
手を振って旅立とうぜ
いつもの風に吹かれて

(見慣れてる)この部屋も
俺達の優しい夢も
手を振って旅立とうぜ
いつもの風に吹かれて



自分ではない何者かになりすます日常を送っていると、「本当はこれで そう 本当はこのままで 何もかも素晴しいのに」というフレーズが心にひっかかります。


ちょっといいなと思って頂いた方には、こちらのバージョンもおススメです。ミヤジが魂から何かのエキスを絞り出すように歌っています。


しかし白シャツが似合います。




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2012年8月20日月曜日

【キャリア】面接で今勤めている企業を「弊社」と言っちゃう人


営業の仕事をされていて、在職中に転職活動をされている方にありがちです。

今勤めている企業を「弊社」と言ってしまう


面接を受けている状況が、営業先の企業の担当者と話をしているシーンと良く似ているからでしょうか。確かに、何かを売り込みに来ていることには違いはありません。営業では何かの商品を売りに行っているでしょうし、面接では自分自身を売り込みに行っているわけです。


しかし、面接は個人として受けているわけであって、○○社の社員として行っているわけではないのです。 「弊社」という言葉は、その企業の一員として何かを説明するときに使います。どうでもいいですが「弊社としては…」なんてのは、Whoが出てこない非常に日本的な言い回しですね。


面接官:「今の職場では、どういったお仕事をされていますか?」
応募者:「弊社では○○の商材を取り扱っていますので、その商品販売のために新規顧客の開拓を担当しております。」

こんな会話になると、あれ?んん?何コレ、営業受けてるんだっけ?面接だよね?と妙な気持ちになります。


面接の場では、「今の職場では」「現職では」という言い方が正しいです。


慣れた言い回しだから、つい一回だけ言ってしまった、という場合は気にしなくて大丈夫ですが、あまりにも面接の中で「弊社」「ヘイシャ」と連発しすぎると、「日本語できなさすぎ」「ずっと”御社”で頑張ってね」(さすがにそんな嫌味は言いませんけども)ということになります。


特に口先滑らかな営業の方は、つい言ってしまわないようにお気をつけください。



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2012年8月15日水曜日

【キャリア・新卒】営業職に向いているかどうか自分で見極める方法



一口に営業職と言っても、色んなタイプの営業がありますが、いわゆる「営業的な」ことが向いているかどうかはこれで判断できると思っています。


・たいした用もないのに、電話できるかどうか
・些細な事を教えてもらうために、数年ぶりに電話できるかどうか



「あ、鈴木さん。お久しぶりです。いやーちょっとご無沙汰してまして。いや別にこれといった用事はないんですけどね、最近どうかなあと思って。」みたいな一本の電話から何か新しい仕事が始まることは、わりとよくあることです。

これを普段の生活に置き換えると、「あ、○○ちゃん?最近元気?いやー、暇なら今度メシでもどう?あ、別に用事があるわけじゃないんだけどね。なんかしばらく会ってないなあと思って。」みたいなことです。ちょっとホストみたいですけど。でも、これができる人は仕事においても上述のような電話を気軽にかけられます。



2個目は、「あ、鈴木さん。お久しぶりです。最近どうですかー?ところで、○○産業って知ってます?知り合いいたら紹介してほしいなあと思って。」みたいな感じです。仕事をする上で自分の人脈を活用できるというわけです。

これもまた普段の生活に置き換えると、「あ、○○ちゃん?最近元気?どうなの、彼とは?あ、ところでさー、△△ちゃんの連絡先知ってる?知ってたら教えてほしいなー。それか、知ってる人教えてほしいなー。」となります。



1個目と2個目は似ているようで違います。1個目は外向性が必要で、2個目は相手を自分の目的のために利用することに抵抗がない、みたいな。



あくまで私の思う個人的な基準なんですけどね。
ちなみに私は両方ともできません。




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2012年8月7日火曜日

【キャリア】忙しくて面接の日程調整が難しい


有能な人は忙しいものです。
キャリア採用では面接の日程調整に苦戦することが多数ありました。


特に「若くて」「有能な」人の面接のセッティングには苦戦しがちです。


「若くなくて」「有能な」人は、自分で自分の仕事をハンドリングできる立場にあるため、定時後であれば何時でもOK、なんなら就業時間中でもちょっと仕事を抜けてくるのでOKですよ、という場合すらあるのに比べると、「若くて」「有能な」方の場合だと、「この日は翌日午前中に会議があるので上司に何か頼まれる可能性があるかも」とか、「この日は夕方得意先に行く予定があるので飲みに誘われてしまうかもしれない」とか、『立場上断れない』ことが多々あるからです。



さて、コメント欄で質問を頂きました。

中途採用の面接を受けています。そこで問題になっているのが面接の日程調整です。(中略)重役との面接の為、できれば日中に時間の都合をつけてほしいとのことです。私もできるだけ先方のスケジュールに合わせたいと思っており、(中略)日程調整には快く応じて頂けるようなのですが、日程の再調整で評価が落ちることはあるのでしょうか?


日程調整がしづらいと採用担当者(と採用アシスタント)が苦労しますが、面接の結果そのものには影響はありません。なかなか返信をよこさない応募者に愛想をつかすことはありますが、なかなか会えないけどマメに返事をくれる応募者にそっぽを向くことはないのです。(ドタキャンするとなると話はちょっと別ですが。)



ただ、注意して頂きたいのは、多くの企業にとって「キャリア採用で人が欲しい」ニーズは流動的なものであるということです。状況は変わるのです。それも意外とあっさりと。


応募者側の都合で最終面接まで2週間ほど間があきそう、その後、内定が決まるとしても早くて1ヶ月後、さらにそこから入社まで3ヶ月はかかりそう、となった場合、どの時点で「ちょっと状況が変わりまして」と言われないとも限りません。


さすがに内定が決まった後に「やっぱりやめとく」とは言われることはそうありませんが、最終面接まで期間があいているうちに他の候補者の面接を行って、さらにその翌週からその方が働くことになったので、申し訳ありませんが面接にはお越しいただかなくて結構です、と言われる可能性は大いにあるわけです。



面接の日程調整が難しいからと言ってマイナス評価になることはありませんが、あまり先延ばしにすると機を逸することになりかねないので、本当にその企業への転職を望むなら多少無理を押してでも早めの日程を確保されることをおすすめします。





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2012年7月31日火曜日

【キャリア・新卒】面接官は名前をメモされるとドキッとする


通常、面接官は冒頭に挨拶をします。
「人事担当の○○です。」と一言、すばやく挨拶をします。

立ったまま挨拶をする場合もありますし、座ってから挨拶をする場合もありますが、この時に名前をメモされるとちょっとだけドキッとします。本当にちょっとだけですが。


面接官の名前をメモする人は少ないです。100人中2人か3人くらいでしょうか。新卒の真面目な学生さんか、こなれた感じのビジネスマンの方です。 面接の中で、相手の名前を呼ぶ必要が出て来たときに備えて、もしくは仲介している紹介会社への報告のためにメモされるようです。


通常のビジネスシーンであれば名刺交換をするので、わざわざメモする必要はありませんが、面接の場で名刺を渡す面接官はほとんどいません。私自身、相手が社員や取引先の紹介の方だった場合は渡していましたが、普通は渡していませんでした。



面接官は、あまり自分の名前を覚えてほしくないのが一般的な心情だと思います。 特に面接の冒頭時点では。



面接の終盤に差し掛かって、「よーし、この人絶対採用するぞー」と気合いが入って来たら、「何かご不明な点があればご質問ください。後日、気になることが出て来たら、私、人事の○○宛にご連絡頂いても構いませんので」とアピールすることもありますが、まだ相手が海のものとも山のものとも判別がつかない冒頭の状態では、自分の名前をプッシュすることはほとんどありません。


面接での採用率にもよるでしょうが、仮に10%だったとしても(かなり高いほうですが)、相手に良く思われる率と恨みを買う率を比べると、恨みを買う率の方が圧倒的に高いからです。


特にそのことを意識しているわけではありませんが、なんとなく自己紹介は早口になり、応募者の方が面接官の名前をメモされているのを見ると、「メモした...な...」となんとなく思うのです。


だから、面接の場で面接官の名前を覚えていなくても、何ら失礼にはあたりません。
いや本当に。


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2012年7月27日金曜日

【新卒】友達づきあいが苦手でも職場ではうまくやっていけることもある



友人がほとんどいません。

年を重ねるにつれ、その事実の寂しさをヒシヒシと感じることはありますが、だからといって職場で孤立しているわけではありません。コミュ障というわけでもありません。言うなれば目的や打算のない人間関係が苦手なのだと自分のことを理解しています。


友人関係というのは非常に難しいです。横並びの関係の中で、誰かと馬があって一緒に過ごすことに心地よさを感じるということは、かなり奇跡的なことですし、さらに1対1ですらないグループ付き合いともなれば高度なバランス感覚を求められます。



その点、職場での人間関係というのは非常にシンプルです。新卒で入社したてだとしたら、誰よりも自分が下の立場であることが明確なので、そのことを理解し行動に移しさえすれば、ほとんど問題はありません。うるさい上司や迷惑な先輩など、いけすかない相手がいたとしても、相手に対して自分がどのように行動するのが正解なのか、答えが明確なのです。


あとは、せっせと仕事をするだけです。多少人付き合いが苦手だとしても、黙々と仕事をして、それなりに成果をあげさえすれば、そのことについて文句を言われることはほとんどありません。からかわれることはあるかもしれませんが。



こんな風に、人間関係を打算と序列で捉えるタイプの人にとっては、学生生活から仕事に追われる生活へと移行することは、ある種苦難からの解放です。


友達付き合いが苦手だから会社でうまくやっていけるか心配、という方がいらっしゃいましたら、「そんなことは全く心配ない。むしろ今よりずっと楽になる」ということをお伝えしておきたいと思います。





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2012年7月23日月曜日

【真心ブラザーズ】素晴らしきこの世界


梅雨があけて本格的に夏になりました。
まだ内定のない新卒さんにとっては就職活動の第2幕への突入の時期です。

疲れてしまって「もう無理かも」という考えが頭をよぎりはじめた時に聴いてほしい曲です。


※冒頭部分を聴いて「つまんねーな」と、もし思っても、2分40秒まで我慢してください。



ーーーーーーーーーーーーー
夜道を一人で歩いていたら どこから何やらカレーのにおい
僕もこれから帰るんだよ 湯気がたってる暖かいうち
素晴らしきこの世界

電車の窓から夕焼け小焼け よぼよぼばあさんひい孫あやす

どうかみなさんお幸せに 車掌さん天国まで連れてっておくれ
素晴らしきこの世界

しゃべって怒ってむなしくなって 無口になったりまたしゃべりだす

僕はどうせならネコになりたいよ くだらないことから逃げて寝ていたい
素晴らしきこの世界

まん丸地球をこの目でみたい 一度でいいから本当にみたい

宇宙の果てってどんなところ 時間と距離を超えた世界
素晴らしきこの世界

海からお日様はじき出され 新しい手つかずの一日始まり

僕は大好きなベッドのなか ボケた頭でくしゃみを一発
素晴らしきこの世界

民族紛争 果てしない仕返し 正義のアメリカ ミサイルをぶちこむ

飢えた子供の目つきは鋭く 偽善者と呼ばれて自殺する男たち
素晴らしきこの世界

バイクでスピードこの身を任す 色んな風景うしろへふっとぶ

さてと僕は何をしようか 少なくとも校舎の窓は割らないよ
素晴らしきこの世界

オレはいつでも ムキムキムキムキになる

どうでもいいことでも ムキムキムキムキになる
口から泡とばし ムキムキムキムキになる
大事なことなおさら ムキムキムキムキムキ

笑った顔から怒った顔へ 感情の津波が波止場をおそうよ

ノードラッグ ノーアルコールで爆発しよう ユメをみる前に現実をみよう
素晴らしきこの世界

オレはいつでも ムキムキムキムキになる

くだらないことでも ムキムキムキムキになる
どうでもいいことでも ムキムキムキムキになる
大事なことなおさら ムキムキムキムキムキ

僕の体にあふれるエネルギー あらゆる困難もぶちこわし進むよ

悟り顔の若年寄にケリを入れて バネをきかせて世界を変えるよ
素晴らしきこの世界
ーーーーーーーーーーーーー


YO-KINGこと倉持陽一って、見た目は線の細いただのお兄さんなんですけどね。こんな普通のお兄さん(今はもうおじさんだけども)がひとたびマイクを握れば、こんなにも感情の奔流があるということに驚かされます。

でもきっと、誰もがそういうものなんだと思います。

スーツを着て面接にたくさん行って気の利いたことをひとつも言えなかったとしても、きっと心の中には秘めたる熱い想いがあるはずです。



さてと僕は何をしようか。
心の底からネコになりたいけど、そうも言ってられませんしね。






2012年7月16日月曜日

【キャリア・新卒】企業の2:8の法則はアリ社会とは違う


2:8の法則、ニハチの法則と呼ばれたりしますが、正確にはパレートの法則と言うそうです。


アリの社会では、2割が働き者で6割が普通、残り2割が怠けものだそうです。これを企業に当てはめてそれっぽく語る人がいますが、私はアリ社会と企業の2:8の法則は別物だと思っています。



とは言っても、企業の中でもパレートの法則自体は存在するので、2割の製品や商品、業務内容が売上げの8割を占めるというのはよくある話です。

上位2割の仕事に携わっている2割の人達は、企業によってはエリートと呼ばれているかもしれませんし、またある企業では花形部署の社員かもしれません。一方で残り8割の人々は何をしているかというと、人事のような管理部も含め、花形以外の地味な部署で毎日せこせこ働いているわけです。


最近しみじみ思うのは、この20%を存続・維持させるために残り80%が働いているのが企業のあり方だ、ということです。

20%の選ばれた状況にいる人々が華々しい成果をあげられるように残り80%の人達が土台になっている、という言い方がしっくりきます。



だから、「企業の中にも2:8の法則が存在する。20%の社員が収益の80%を生み出している。君たちはその20%にならなくてはいけない。」といったような話は実に全く明らかに間違っていると思うのです。


仮に今やっている仕事が実に評価されづらいもので、気持ちが腐りそうだったとしたら、20%の人々が生み出す80%の利益は、実はあなた自身の仕事を礎にしていると考えてみるといいと思います。もしくは、仮に今やっている仕事が花形のものだったとしたら、あなた自身の力で80%の利益を生み出しているのではなく、実際は残り80%の人々の礎の上にそれが成り立っていると考えてみるといいと思います。


まあ私も昔は、「自分はニハチの法則で言うと、二のほうだな、へへ」とか思ってたんですけどね。



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【新卒・キャリア】私は自分が思っていたほど優秀ではなかった 

2012年7月4日水曜日

【新卒】ゆとり世代は懐疑と贖罪と再建の狭間にいる (続き)


先日のゆとり世代は懐疑と贖罪と再建の狭間にいるの続きです。

ゆとり世代と言われるような今まさに就職活動適齢期を迎えている皆さんは、今までの企業のあり方っていうのに懐疑的なんですよね、という話でした。



じゃあこれからどうなっていくのか、ということが大事なわけですが、個人的には「仕事なんて食えりゃいいんや」と言い放つ「はるき悦巳」のようなかっこよさが主流になっていくのではないかと思うのです。


経済が上向いていて何事も「右肩上がり」がスタンダードな世界から「横ばい」が維持できればオーライ、という状況になりつつあると思うのですが、だけど上の年代がつかえているせいで雇用のチャンスは平等ではありません。

単に横ばいになるだけであれば、一人抜ければ一人補充することになりますが、その一人が抜けないから補充もされないわけです。


仕事がよりどりみどりであれば、「自分は何の仕事をすべきなのか」ということについて頭を悩ませることができますが、選べない状態になってくると、生きていくための糧として「仕事は仕事」として保持しつつ、それ以外の部分に生き甲斐や自分らしさを求めて行くようになるのが必然だと思うからです。

たくさんの洋服があれば、その中で何を着ようかと迷うことができますが、サイズがあうのはTシャツとGパンしかないのであれば、他の要素で個性を出すしかないの状況と似たようなものだとイメージしてください。


だからこそ、企業側からしてみると今までどおりのスタンスではありますが、「仕事を通じて何を実現したいか」とか「どんな風に仕事をしていきたいか」と問われても、どうもピンとはこないわけです。


そういう世代の人たちが社会の中の主流になっていく中で、今までの企業価値とは違う何かが再建されていくはずなのですが、そういった価値の転換にはもうしばらく時間がかかるだろうと思います。

タイトルにあえて「贖罪」という言葉を使ったのは、その価値の転換の中で、負ってもいない罪に対して罪滅ぼしをしていくことになるんだよなあ、きっと、と思ったからです。



 私個人は、団塊の世代でもなければゆとり世代でもないので、揺れ動きながら「これから先、どういうスタンスで仕事して行こうかなあ」なんてことを仕事帰りにぼんやり考えたりしています。


まとまりませんが、そんなことを思っています。




2012年6月19日火曜日

【新卒】ゆとり世代は懐疑と贖罪と再建の狭間にいる


今日、なんだか唐突にタイトルのようなことを思いました。

ゆとり世代は懐疑と贖罪と再建の狭間にいるんです。

我ながら唐突だなあと思うので、なんでそんなことを思うようになったのかを少し整理してみたいと思います。



まず、「懐疑」の部分から。

今、新卒の就職界隈は先の見えない暗黒面に突入しようとしています。ちょっとずつ良くなったり、時々悪くなったりはしているものの、慢性的に「新卒の採用控え」状態に入っていて、内定がでないことを苦に自殺する学生さんが5年前に比べて2.5倍に増えたなんていうニュースが出回っています。

その一方で、企業側は「いい学生がいない」と嘆いています。採用意欲はあるし人材は欲しいけど、求めるような学生の数が少ない、と言うのです。不思議な状態です。


何度かこのブログにも書いていますが、企業側が目指しているものと新卒人材が目指しているものにギャップが生まれていて、双方歩み寄れない状態になっているわけです。

企業は、この苦しい中でも状況を打開して光明を見いだしてくれるようなアグレッシブな人材を求めていますが、学生さんは、この苦しい状況が20年30年続くかもしれないことを想定して、安定した堅実な仕事を求めています。

もちろんそうではない企業もあるし、そうではない学生さんもいるとは思いますが、なんだか色んなところからそんな空気が感じられます。



つまりは、「企業が求める人材像になったからと言って、幸せになれるとは限らない。自分の身は自分で守らねば。」 という防衛本能が、新卒さんたちの間で芽生えて来たのではないかと思うのです。



これはまったくその通りです。
新卒で採用した後、その社員を一生面倒見れる体力のある企業は本当に少なくなりましたし、仮に今そうであったとしても、過去のメーカー企業がそうであったように、10年後にはどうなっているのか全くわからないのだということを、私たちは現在進行形でまざまざと見せつけられています。


 企業が思い描く理想の新卒者を目指して、なりふり構わず頑張るには、不安要素が大きすぎるのです。そのために(今の)自分を捨てたからって、一生涯の生活が保証されるとは限らないのですから。


だからこそ、新卒さんたちは、今の企業のあり方や将来性に100%の信頼を置けていないし、求められているものに応えることに懐疑的な姿勢を示しているのであって、それは至極自然な流れのことのように思うのです。


(長くなりそうなので、次回に続く)



【関連記事】
【新卒】ゆとり世代って不運だよなあ、と思う事

 

2012年6月14日木曜日

【無職】無職の理由(無職期間3年超えの場合)


コメント欄でご質問頂いた内容についてです。

うつになって会社を辞め、色々悩んでなかなか行動に移す事ができず時間が過ぎ、途中に身内の不幸やらがあって丸3年になりました。 無職期間の理由に困っています。今まで無職期間が長かった方の理由で納得出来た物、逆に全く納得出来なかった物、簡単に教えて頂けたらとても助かります。
※コメント頂いた内容から抜粋。



職歴があるけれども数年就職戦線から遠ざかっていた方向けの内容です。

今までに面接で聞いた事のある無職の理由や、それなりに長い間サラリーマンとして働いてきた経験の中で「そういうこともあるよな」と感じた無職の理由を総合すると、以下の3つあたりの内容が納得感があります。






  • 生活には困っていなかった。


  • これはなかなかパンチがあります。働かなかった理由の一番目にこれを言うと、「労働意欲がない」とみなされる可能性があるので、何かの理由のあとに「父親もまだ健在であり、実家暮らしをしている分には生活にも困りませんでしたし、両親も自分が家にいることを歓迎していましたし…。」みたいなニュアンスで付け加えると説得力があります。

    「ああ、結構いい家庭の子なのね。」と受け取られますので、そのあたりの齟齬が無ければ使えます。男性よりは女性、それも20代の女性であれば納得しやすい内容です。







  • 家庭内がゴタゴタしており、自分が家にいることで周囲が助かった。 


  • これも ニュアンスが少し難しくはありますが、納得はしやすいです。例えば、家族の中に入院している人がいたりすると、送り迎えや看病など、時間の自由がきく人が一人いると非常に助かりますので、そういう状況を想定しています。
    「母親が体調不良になった時期に自分が無職で家にいたので、そういった役割を自分が果たしており、転職の機を逸してしまい無職期間が長引いた」、などと聞くと、30代以上の家庭を持っている人などは「そういうこともあるよね」と納得します。

    そして、良識のある面接官であれば、あまり家庭の事情については深く突っ込まないです。







  • アルバイトでもいいかなと思っていた。 


  • 無職期間にアルバイトでの職歴がないと使えない理由ではありますが、これもまたありそうな話です。フリーターとしてフルタイムで仕事をしていれば、それなりに稼げますし、「もしかしたらここで社員として働けるかも。」なんて淡い期待も出て来たりします。居心地のよい職場だったので、そのまま2、3年働いていたが、一念発起して正社員を目指すことにした、なんていうのは不自然でもなんでもありませんしね。

    ただし、20代に限ります。



    逆に、「お前それ嘘だろ」と思った無職理由はあまりありません。適度に説明がついていれば理由はなんでもよいのです。無職理由が本当であろうと嘘であろうと、無職であったという事実は確かなので(←ここが大事)、その期間を経て今、働く意欲がちゃんとあるのか、何ができるか、ということが重要だからです。

    真剣に職を探し続けて数百社受けているのに3年間無職というよりは、何かの理由があって働いていなかったが先月から職を探し始めました、というほうが、まだ安心感があります。



    もちろん、2年間働いてその後3年間無職の方よりも、5年間働いてきた方のほうが職歴が評価されますので、厳しい事は事実ではありますが、選り好みせずに辛抱強く探し続ければ、ブランクがあっても仕事は見つかるはずです。


    そうスムーズにはいかないかもしれませんが、辛抱強く、が大事です。



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    2012年6月8日金曜日

    【新卒・キャリア】対人コミュニケーション能力って、低くなければOKだと思う事


    それなりに人の出入りのある会社で働いています。
    なので、採用面接に出る機会もそれなりにあります。



    「どういう人が欲しいですか?」と聞くと、募集している職種問わず、大抵こう言われます。

    「コミュニケーション能力が高い人。」

    そりゃまあ、コミュニケーション能力は高いにこしたことがないよね、と別段疑問に思っていなかったのですが、どうも最近、企業において「コミュンケーション能力が高い」というのは一般的な意味でのコミュニケーション能力の高さとはちょっと違うよね、ということを改めて考えました。



    一般的に「コミュニケーション能力が高い」と言われる人は、外交的・社交的な性格であると思います。
    • 誰とでも屈託なく仲良く慣れる
    • 人懐っこい
    という感じです。これは、人柄に起因する部分が大きいので、外交的でない人がこういう風になるのは結構ハードルが高いです。



    しかし、仕事の場において必要とされる「コミュニケーション能力」は、必ずしもそんなにハイテンションなものではありません。
    • 色んな人とまんべんなくそれなりに仲良くできる
    • 言葉のすれ違いによる誤解やトラブルを発生させない
    • 必要なときに、必要最低限のコミュニケーションを取れる
    • 気分が安定している
    最低限これくらいのことができていればOKです。むしろ、「コミュニケーション能力が著しく低くない」くらいのレベルです。


    特定の人とだけすごく仲良くできるけど、苦手な人とは仲良くできないようだと仕事相手を選んでしまうし、他人の言葉を勝手に誤解して勝手に憤ったり落ち込んだりする人は扱いに困るし、相手が忙しそうでも必要だと判断したら、ちゃんと話しかけられないと仕事に差し障りがあるし、対応が機嫌に左右されると周囲が迷惑するわけですが、そういったことさえなければ、まあさほど話が上手じゃなくても、フレンドリーじゃなくても、普通に仕事のコミュニケーションはとれるわけです。


    つまり、自意識過剰じゃない普通の人だったら問題ないんです。

    でも、これがなかなか難しかったりするんだよなあ。
     



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    2012年5月31日木曜日

    【新卒・キャリア】ブラック企業の見分け方(即内定)


    過去に何度か書いた事がありますが、今日はブラック企業の見分け方についての話です。


    ここ最近記事にしていたブラック企業の一歩手前の「雰囲気ブラック企業」を見抜く方法は、残念ながらありません。あえてあげれば、面接に出て来た人たちを信用できるか、ってことくらいでしょうか。


    タイトルにあげたのは、王道のブラック企業の見分け方のひとつです。

    面接(1回目)に行ったら、その場で内定、いやむしろ明日から来て、と採用されそうになるパターンのことです。


    ない、ないです。
    普通だったらあり得ないです。

    何人か応募者がいるはずなので、全員に会ってみたあとで「誰がいいかなあ」と検討するのが普通です。
    仮に、ぜひこの人来てほしい!と思っても、その場で「じゃあ、明日から来て」などとは言わず、それとなくぜひ来てほしいビームを出す程度にとどめておくものです。


    こうやって話だけ聞くと、そんなの怪しいに決まってんじゃん、と思われるかもしれませんが、それが、実際に面接の場で「よし!採用!」なんて言われちゃうと、つい嬉しくなってしまうものなのです。「え?まじですか?」と顔がにやけてしまいます。


    私も一度、応募者側で経験がありますが、「採用です」「やったー!」と叫びそうになった手前で踏みとどまりました。踏みとどまって「あの、ちなみに、お給料はどうなりますか?」と聞いてみたところ、「あー、給料ね、給料は、大丈夫だよ、ちゃんと払うから。」と言われて、即「これはない」と諦めました。
     
    払うかどうかじゃなくて、いくら払うのか聞いてるんですけど。



    あとは、そうですね、面接官が「1日に何人面接したかを自慢している会社」も危険です。


    あ、昔、そんな記事書いてたな。



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    【新卒・キャリア】1日に面接する相手は5人が限界であること

    2012年5月27日日曜日

    【新卒・キャリア】「雰囲気ブラック」な企業


    今日は、「雰囲気ブラック」な企業についての話です。


    「雰囲気ブラック」な企業とは、「明確にブラックじゃないんだけど、考えようによっては、ブラック企業だよね…コレ…。」という企業(むしろもう少し単位が小さく、職場)のことを言っています。


    「雰囲気ブラックな職場」と「イヤな上司がいる職場」、どちらもストレスフルですが、私は後者のことはブラックとは呼んでいません。

    「イヤな上司がいる職場」で、上司が出世する&社内で大きな権力を持ち始めると、「雰囲気ブラックな職場」になり、最終的には「ストレートブラックな企業」になるというイメージです。


    敵が上司一人だけの場合は、まだなんとか逃れる術があります。
    別の部署に異動できるかもしれませんし、まともな神経をしている隣の部署の上司があなたをかばってくれるかもしれませんし、先輩が色々とアドバイスしてくれるかもしれません。

    しかし、「イヤな上司」(怒鳴り散らしたり、気に入らない社員にはパワハラをしたり)が安定的に権力を持ち始めると、彼に対してごまをする人たちが出てきます。その上司の考え方に同調し、彼の言う事を聞き、もしかするとその上司のことを尊敬すらしているかもしれません。

    そうすると、部署内が徐々に「その上司の色」に染まって行きます。その過程はゆっくりですが、人が入れ替わるに従って、徐々に確実なものになっていきます。


    調和を重んじる人々は、わざわざ部署内の雰囲気や理不尽な事柄について、異を唱えたりはしません。「うちの部署は雰囲気が悪いから」と他の場所でポツリとつぶやいたとしても、周囲の部署の人々は「どこがだろう?団結していて仲が良さそうなのに」と不思議に思います。


    さらに彼らは、新しくやってきた人に対して不要なアドバイスをします。「○○○はしないほうがいいよ。」「こういうときは、○○と言った方がいいよ。」と、具体的ですが、理由が明確ではないアドバイスです。なぜ、それをしてはならないのか?なぜ、それをしなければならないのか?理由は全て、「ボスを怒らせるから」に起因しますが、それを明確には伝えません。彼自信にも、プライドがあるからです。彼は、ボスを恐れているのではなく、調和を重んじるからこそアドバイスしているだけだからです。

    こうして数年が経過すると、その部署は「イヤな上司がいる職場」から「雰囲気ブラックな職場」に見事な変貌を遂げています。全てのメンバーがボスの顔色を伺いながら仕事をし、「残業多いね」と言われた翌日からタイムカード上は定時退社をし、お互いにボスのお気に入りになろうと足を引っ張り合い、うつ病で出社できなくなる人が続出します。


    そして、経営陣は首をひねるのです。
    なぜ、あの部署は、あんなにうつ病社員が続出するんだろう?見た目には、仲良く働いていて、信頼できる上司もいるのに、ってね。


    次回は、ブラック企業の見分け方について書いてみたいと思います。



    【関連記事】
    【新卒・キャリア】「ストレートブラック」な企業と「雰囲気ブラック」な企業

    2012年5月15日火曜日

    【新卒・キャリア】「ストレートブラック」な企業と「雰囲気ブラック」な企業


    その昔、記事で
    ブラック企業とは、
    価値観が一元的で、排他的である企業のことである
    と書いていましたが、我ながらなかなかうまい表現だったなと思っています。今日はブラック企業についての話題。


    「うちはブラック企業なの?〜〜こんな感じなんだけど。」という内容を耳にすることが時折あります。考えてみると、その会社のことが一番よくわかっているのは本人なので、ブラックなのかどうかの判断を他の人にゆだねるというのはちょっとおかしな話ではあります。本人がブラックだと思えばそうなんだろうし、ホワイトだと思えばそうなんです。


    しかし、それでもやっぱり「ブラックなのかどうか」を聞いてしまいたくなる気持ちも非常によくわかります。それは、「会社がおかしいのか、自分がおかしいのか」の判断がつかなくなるからです。特に初めて勤める会社であったりすると、なお一層難しいです。ブラック企業なのか?という疑念と、もしかすると自分が甘いだけで、世間的にはこういう会社は普通なのかもしれない、という不安が入り交じることとなります。
     

    だからこそ、一般的な基準で考えてその企業がブラックなのであれば、とてもスッキリです。会社がおかしいのだから、自分は悪くないのです。思いわずらう必要はありません。あとはその会社を去るその日まで、できるだけ波風を立てずに、耳を塞ぎ目を閉じて、ひっそりと仕事をしていくだけです。



     一般的な基準で言うところのブラック企業を個人的に「ストレートブラック企業」と呼んでいます。「ストレートブラック」な企業は判断に迷うことはまずありません。儲かってないわけではないのに給料が払われないとか、残業は絶対に申請するなと明言されていたりとか、高額の商品を社員が自腹で買わされたりとかですね。


    その反面、周囲からはブラック企業だとは思われていないものの、その内情は実は真っ黒なブラック企業というものも存在します。

    ブラック企業がブラック企業たる明確な一線は超えていないものの、「なんとなく」ブラック、という曖昧なラインに位置するので、「雰囲気ブラック」と呼んでいます。


    長くなって来たので、雰囲気ブラック企業の話はまた後日に。



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    2012年5月9日水曜日

    【新卒・キャリア】誰もが何かに自分を捧げたがっている


    Appleの入社者へのメッセージがすごくかっこいいということで、巷に出回っています。

     

    ただの仕事と、人生を捧げる仕事。

    あらゆるところにあなたの足跡が残る仕事。決して妥協しない仕事。週末を捧げたって構わない仕事。そんな仕事が、Appleではできます。無難にやりたい人は、ここには来ません。深淵まで泳ぎきりたい人が来るのです。

    働く事で、何かを成し遂げたい人たちです。

    何か大きなこと。他の場所では決して起こりえない何か。

    ようこそ、Appleへ。

    ※激しく意訳しています。ニュアンス違ってたらスミマセン。


    超絶かっこいいですね。
    ただし、AppleがAppleだからこそ許される言葉です。
    そんじょそこらの企業が同じ事を言っても、説得力はありません。私が今勤めている会社からこんなメッセージを渡されたら、「身の程を知りやがれ」と悪態つくと思います。


    「週末を捧げろ」という会社は多いです。身を粉にして働けというわけです。
    一方で、「あなたが週末を、人生を捧げても構わないと思えるような、そんな仕事をうちの会社は提供します。」と言える会社はそうそうありません。


     ちょっと偏った考えかもしれませんが、個人的には、記事タイトルにしたとおり、「誰もが何かに自分を捧げたがっている」と思っています。ただし、それは仕事とは限りません。

    それは、趣味かもしれませんし、家族かもしれません。
    何にだったら自分を捧げても構わないのか、それを見つけることが自分らしさの第一歩なのだろうと思います。

    何かに夢中になれる人生がいいですよね。 


    私は、他に何も見つからなかったので、仕事を頑張っている人生です。
    (週末は休みますけど。)


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    【新卒・キャリア】シンプルな生き様
    【新卒】働くことに何を求めるのか







    2012年4月30日月曜日

    【キャリア】司法試験を諦めて就職しようと思う


    GWに突入ですね。
    新卒さんも中途さんも、就職活動は小休止でしょうか。

    旧ブログへのコメント欄で、こんな質問を頂きました。
    ---------------------------
    国家試験(法律系)を30歳まで目指していまして、 結果的には合格出来ませんでした。今32で
    一番長い職歴は1年1ヶ月です。(中略) 案の定書類選考で落とされます。履歴書と職務経歴書でどのような仕事をし、結果を残してきたかを誇張して 書いていますが、面接には呼ばれません。
     

    このような経歴でも①面接してみたい。 ②雇ってもいい。 と思わせる手段はあるでしょうか?
    ---------------------------



    何の職種への応募だったのか忘れてしまいましたが、採用担当になりたての頃に、司法試験を諦めた方の面接をしたことがありました。まだ、上司と一緒に二人組で面接をしていた頃でした。

    当時、私は周囲に司法試験を目指す人もいなかったので「司法試験を目指したが諦めた」という状況がどういうものなのかよく理解できず、その点について色々と面接の中で質問をしました。

    「なぜ諦めたのですか?」
    「未練はないのですか?」
    「司法試験を諦めた今、どういうことをされたいと思っていますか?」…

    面接が終わった後で、上司にこう戒められました。

    「あのね、君みたいなのんきな人生を送っている人にはわからないかもしれないけどね、司法試験を志すっていうのは、本当につらいことなんだよ。彼は、30歳?(面接に来られたのは、ちょうどその頃合いの年頃の方でした)今まで、大学を卒業して数年間、必死で司法試験の勉強をしてきたんだよ。それこそ、1日12時間とかね。考えられる?君、そんなに勉強したことある?」
    「プルプル(いえ、ないです。)」
    「それでも、司法試験っていうのは受かるかどうかわからないものなんだよ。努力がどうこうの問題もあるけど、金銭的に本人が勉強し続けられる環境を周囲が用意できるかどうかという問題もあるし、 年数が経つにつれ両親が年を取ったりしていくと、本人の気持ちも焦るよね。」
    「はあ、なるほど。気楽に生きてる自分には想像つかない世界です。」
    「だから、司法試験を諦めた人に対して、『へー、諦めるんですか。本当にいいんですか?』みたいな態度は実に失礼なんだよ。 今まで、自分の人生全てを捧げてやってきたことを諦めるってことの意味は本人が一番よくわかってるんだから、『諦めるなんて、意思が弱い』なんて思っちゃいけないんだよ。だったらお前がやってみろ、って話だよ。」
    「はあ、自分にはまずできないです。」
    「ま、だから彼が司法試験を諦めた、っていうことは、それはそれとして置いておいて、彼の人格や能力で判断するのがいいよね。まあ、法律に関連する仕事をできればいいけどね。」


    結局、残念ながらその方は採用には至りませんでした。どこかの法律事務所のパラリーガルにでも収まっていればいいんですけどねえ。


    当時の私の反応はバカっぽいのは確かなのですが、ある意味一般的な反応だと思います。「司法試験を目指してた?へー7年間も?諦めちゃうの、もったいなくない?」というわけです。

    そして、資格取得のために勉強していた期間に他の企業人と比較すると職歴が見劣りするのも当然です。だって、そこに軸足を置いていたわけではなかったのですから。

    ですので、これは個人的な意見でしかありませんが、司法試験(に関わらず国家資格)を目指していたけど諦めた方の場合、なけなしの仕事経験をPRしてもしょうがないと思います。それよりはむしろ、どういう心境で司法試験を目指し、諦め、そして今は何をどう思っているのかということ、もともとのポテンシャルはどの程度なのかをPRすべきです。


    まずは、司法試験を目指すのを諦めたということを、明るく話せるようになることですね。





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    【新卒・キャリア】面接で「ご趣味は?」と聞かれたら






    2012年4月19日木曜日

    【新卒】就職決まらないし資格でも取るか


    まだちょっと早いかもしれませんが、そろそろ内定のない新卒さんは焦りを感じ始める時期ではないかと思います。


    以前も記事にしたことがありましたが、(【新卒・キャリア】資格って、正直そんなに重用じゃないと思う事)資格をとったら何とかなるかもしれない、というのは幻想です。特に事務職においては。

    ユーキャンなんかのサイトを見ると、「 資格を取りさえすれば未来が拓ける」と勘違いしてしまいそうになりますが、それは幻想なのです。資格ビジネスですからね。


    ただ、以前の記事では「それだけで食べていけるって、医師と弁護士だけだろ」と書きましたが、最近は、もうちょっとあるよなあ、と思っています。

    保育士と調理師です。


    保育士さんは、肉体的にも精神的にも結構タフな仕事なので常にどこかで人材を募集していますし、調理師はいざとなったら最近の和食ブームに乗って海外で働くというウルトラCもあったりします。

    ですが、不思議なことに「就職難に伴って、保育士の資格が大人気!」「調理師免許は今やステータス?」みたいなニュースは聞きません。

    おそらく、保育士も調理師も、「好きな人」が志すものであって、興味がないけど就職のために、と目指すことはあまりないからなのではないかと思います。


    ですが、本質的には事務職に関連する資格も同じなのです。

    別に興味はないけど就職に有利なんじゃないかと思って取った資格、なんていうのには大した価値はありません。やっぱり好き(=興味がある)じゃないと続けられないですし、一定以上のパフォーマンスは期待できません。


    残念ながら、持っているだけで事務職に採用されやすくなる資格、なんていうのはないのです。もし資格を取ったとしても、そのあとはずっと自分で勉強研鑽あるのみです。

    いやほんと、残念ながら。


    【関連記事】
     【新卒・キャリア】資格って、正直そんなに重用じゃないと思う事



    2012年4月12日木曜日

    【新卒】負けず嫌いって素晴らしいと思う事



    先日、職場の人々と話をしている時に、「どういう新卒がいいと思うか」という話になりました。

    頑張り屋さん、真面目な人、素直な人…意見がありまして、ウンウンそうですねえ、と話を聞いていたのですが、「どう思います?」と話をふられ、ちょっと悩んだ結果、答えたのは、

    負けず嫌いな人がいい

    ということでした。



    社会に出て働いていると、自分の勤める企業の業界でのポジショニング、関わっている製品の価値、社内での自分の立場…、そういった自分を取り巻く環境と自分自身についてある種の理解が進んで行きます。自分はスーパースターではなく、普通の働く人なんだということも。

    そうなってくると、 「まあ、こんなもんかな」という一種の妥協点と言いますか、落としどころと言いますか、仕事に関しても自分自身に関しても、自分なりの達成できそうなゴールをチラ見しながら生活していくわけです。


    良く言えば大人になる、悪く言えば現実にまみれて理想を忘れていくのです。
    もちろん、理想を忘れず大志を成す人もいるわけですが、平々凡々な社会人としての現実感としてはそんな感じです。


    ですが、そこに、「うちはあそこの会社に負けてるじゃないですか。もっとこういう風にすべきだと思うんです!」「1番を目指せるようなサービスを、製品を提供すべきじゃないんですか!」という汚れを知らない意見を言う新卒さんが入ってくると、口では「お前なー、甘いんだよ。」とは言いつつも、ガーンとショックを受けることもあったりするわけです。

    こういうショックは嬉しいです。

    これが、妙に物わかりのいい新卒さんで、「ですよねえ、うちは所詮、業界3番手ですからねえ。」みたいなことを言っていると、なんだか逆に「いや、そうは言ってもさ、お前ちょっとは…うん、まあいいや」みたいなことを言いつつ、心の中で「だから最近の若い奴らは…」とつぶやくことになります。



    自らの希望や野望や努力のなさを棚にあげているくせに、それを新卒さんたちには求めている汚い大人の姿勢が丸出しではありますが、やっぱりそういう仕事に対する負けず嫌いさっていうのは、社会を知らないだけに、その分持っていてほしいなあ、と思う次第です。


    しつこいようですが、あくまで平凡なサラリーマン視点なので、夢と希望いっぱいの新卒さんたちに対しても「お前らは、目標が低すぎるんだよ!」と言えるような人たちもいるとは思うんですけどね。


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    【新卒・キャリア】上昇志向がない人




    2012年4月10日火曜日

    【新卒・キャリア】上昇志向が強すぎる人



    今日は、先日の【新卒・キャリア】上昇志向がない人 の部分的に続き。


    上昇志向ってやつはなかなかの曲者で、なさすぎるとそれはそれで苦労しますし、ありすぎるとそれはそれで苦労します。


    一口に「上昇志向」と言っても、色々なタイプがあります。

     例えば、「競争させたほうが伸びる」という話は、人事だけでなくどこの職場でもよく言われることです。これは「上昇」というよりは、負けたくない、という「並列からの脱却」(言葉が変ですけど)という意味合いが強いと思います。

    これと反対に、「マイペース」という言葉もあります。こういうタイプの人は誰かと比べるよりも、過去の自分自身と比較したほうがよい、というやつです。「こないだはこれくらいできてたから、今日はこのぐらいいけるかな?」と言われると燃えるタイプですね。

    競争志向型とマイペース型、というこの2つは人間のタイプ論として一般的なものですが、私が理解している「上昇志向が強すぎる人」というのは、どちらとも少し違います。



    上昇志向が強すぎる人というのは、何かに取り憑かれたように上を目指し、自らを叱咤激励し、犠牲をものともせず、自分を上へ上へと導こうとする人達です。常に更なる高みを目指しているので、決して安息の地を手に入れることはないように見えます。

     私が今までに出会った人の中での経験でしかありませんが、このタイプの人々は、とても優秀だけれども、身の内にどうしようもない劣等感を抱えていることが多いように思います。

     もちろん、このエンジンがうまく動いている時には、とてつもない威力を発揮します。他の誰よりも必死に、それも長時間働き、成果に対しても貪欲だからです。

    ただ、何かにつまづいたり、思うように事が運ばなかったり、チャンスを与えられなかったりすると、 その強力すぎるエンジンをもてあましてしまいます。


    もし、就職・転職活動中のあなたが、こういう志向を持っている方だとしたら、まずは辛抱することが肝心です。いつかきっと花開くときがくるはずなので、そのためのチャンスを逃す事ないよう、自暴自棄にならずにただひたすらに狙い続けるしかありません。



    書いていてふと思ったのですが、戦後の日本が急成長を遂げたのは、こういう燃えるような上昇志向を秘めた人達が多かったからなのかもしれません。


     ちょっと話がそれましたが、上昇志向が強すぎるということ自体、貴重ですばらしいことなので、ぜひ大切にして欲しいのです。ご本人は大変なんですけどね。




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    2012年3月31日土曜日

    【新卒・キャリア】上昇志向がない人


    キャリア採用であれば「今後10年間のあなたのキャリアプランを教えてください」、新卒採用であれば「30歳になったときにどうなっていたいか教えてください」等、将来像に関する質問は面接において必須です。


    ここで「はい、30歳になる頃にはマネージャー職に就き、部下は5名ほどでしょうか、彼らに指示をしながらバリバリやっていたいと思います。」といったようなことを本心から言えればいいのでしょうが、残念ながら私はそういうタイプではありませんでした。

    一応、言うには言いましたが、我ながら笑ってしまいそうでした。そんなこと、1ミリも思っていなかったので。偉くなりたいなんて、全く思っていませんでした。

    新卒採用の時にはそんな感じでしたが何とか就職し、その後働き始め、転職し、今ではなかなかいい年になってきました。

    しかし、相変わらず「偉くなりたい」という思いはありません。ありませんが、一応マネージャー的な仕事をしています。それは別段イヤイヤやっているわけではなく、必要だと思ったのでやらせてもらっています。



    新卒にしろキャリアにしろ、面接の場では自分を偽ることもあると思います。
    「こういうことができます。」「こういうことをしてきました。」という事実を偽ると経歴詐称になりますので、「こういう事をやりたい。」という自分自身の志向を相手の会社にあわせて偽ることが多いと思います。

    キャリア採用であれば10人中7人が「将来、御社の中で責任あるポジションに就きたい」と言い、新卒採用であれば10人中8人が「30歳になる頃には、御社の中でマネージャーとして活躍していたい」と言います。

    それら全てが嘘だとは言いません。特にキャリア採用の場合、7人中3人くらいは本当にそう思っているでしょう。
    ですが、別に上昇志向が強い人だけ、リーダーシップを取れる人だけを企業は求めているわけではないのです。社員が100人いて、100人ともリーダーシップを取りたい人だと状況が混乱します。多くて20人もいればいいのではないでしょうか。



    これといった上昇志向がない私が、それでもそれなりに仕事をしていけているのは、仕事が結構好きだということと、それなりに責任感を持ってやっているからだと思っています。
    働いて行く上で必要なのは、上昇志向や出世意欲だけではないのです。


    だから、別段偉くなりたいとか、出世したいとか、そういう欲がないのであれば、無理してそれがあるように見せかけなくてもいいと思うんですよね、という話でした。






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    【新卒】働くことに何を求めるのか

    2012年3月22日木曜日

    【新卒・キャリア】履歴書を三つ折りにするのはやめてください


    今日は久しぶりに履歴書に関する小ネタです。

    過去にも、履歴書に関するあれやこれやはよくネタにしていますので、基本方針として「丁寧に書こうという姿勢が大事」であるという、これに尽きるわけなのですが。



    履歴書を購入すると、大抵の場合封筒もついてきます。「履歴書在中」と赤い枠で囲われたやつですね。なのですが、なぜか4枚〜5枚入っている履歴書の場合でも、大判の封筒は1つか2つだけで、あとは通常サイズの封筒が1つか2つ付いていたりします。

    この通常サイズ(長形3号、4号と呼ばれるもの)の封筒が曲者です。
    履歴書は紙質がしっかりしているので、三つ折り・四つ折りにされると、何かとかさばって大変なのです。



    しょうもな・・、と思われるかもしれませんが、書類仕事の多い採用担当者にとっては、かなり死活問題だったりします。履歴書が折られていることで、うまくコピーできなくてイラつき、面接の場で机の上に置いても折り目をのばす手間にイラつき、保管するにもかさばってイラつき、イライラづくしです。

    大きめサイズの封筒に入れるために、わざわざ別に購入している方もいるはずです。そろそろ文具メーカーの方にも気づいて頂きたいのですが、値段が数十円高くなってでも、封筒は全て履歴書を折らなくても入るサイズのものをセットで販売して欲しいところです。まあそもそも、B5版の履歴書がいまだに主流なのが諸悪の根源のような気もしますが。



    そして、これは一般的な習慣だと思いますが、「重要な書類は折らない」ものです。 契約書も折りません。折られてヨロヨロになっていたりすると、ああー、なんかそういう常識がない人なんですね、と思ってしまいます。


    というわけで、履歴書を入れる封筒は、茶封筒でもいいので折らなくても入れられるサイズのものを断固としてお勧め致します。 さらに、できればクリアフォルダに入っていると採用担当者はちょっぴり嬉しいです。


    ま、合否にはたいして影響しませんが、結果的に採用した人の履歴書をチェックすると折られてない率が高いのではないかと睨んでいます。



    【関連記事】
    【キャリア】履歴書は手書きにするべきか?

    2012年3月13日火曜日

    【新卒・キャリア】評論家はいらない


    「御社は○○のポジションを狙うべきです」「○○をするべきです」、という発言を面接で時折耳にします。



    志望している企業の状況を把握しているのは素晴らしいことではありますが、残念ながら、面接で繰り広げられるこういった提案に対して、心を動かされたことはあまりありません。特に新卒採用の場合は皆無と言ってもいいです。


    こういった提案に対する面接官の応答バリエーションは、基本的にはこれだと思います。

    「で?そのためにあなたは何ができるんですか?」

    まあ、もうちょっと言葉は選んでるはずですけど。


    キャリア採用の場合には、応募者の方が面接でこういう発言をするということは、このあとに「私は、前職でこういう実績があるので、御社で○○を実現するために、具体的にこういうことができます。」という文句が続きます。応募者の方が描いているイメージと自社の状況が合致するか、できると言っていることが本当にできるのか、ということを面接で判断していきます。


    ですが、新卒さんの場合はそうもいきません。

    「○○をすべきだと思うんです!」
    「おっしゃるとおりですね。では、そのためにあなたは何をしますか?」
    「えーと、そうですね、それはわかりませんが、○○とか・・。」
    「なるほどですね(苦笑」

    なんて流れが繰り広げられたりします。(意地悪な例ですが)


    「○○をすべきだ」と言うな、という意味ではありません。よほど的が外れた分析と持論を繰り広げているのなら別ですが、一般人から見て「こうしたほうがいい」と思える事実があるなら、それは確かにそうなのです。ただし、もちろん企業側もそれは重々承知しているはずだ、ということを考慮に入れたほうがいいです。


    基本的に、企業にとって必要なのは「論じる人」ではなく「行動する人」です。「行動して成果をあげる人」ですね。



    だから、「○○をするべきです。なぜやらないのですか?」ではなく、「○○をするべきです。こういう風にやったらいいと思うんです。」というスタンスが喜ばれます。

    企業の抱えている問題点だけを指摘して、「企業研究もばっちりだぜ!」と見せようとしても逆効果になる可能性がありますが、そこに、稚拙でもいいから自分なりのアイデアを添えてみるだけで、印象はぐんと変わります。自社のこともよくわかっているし、自分なりに答えを探そうとしている人材だ、という風に。



    ちなみに、評論家、という言葉は「何かをするわけではないのに、正論だけを言う」という意味で使っています。「頭を使うな、言われたことをやればいいんだ。意見なんか言うな。」という意味合いではないので、そこはご注意を。




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    【新卒】自分のことがわかっていない人

    2012年3月5日月曜日

    【新卒・キャリア】何でもできるし何をやっても楽しいんです


    先日の記事にも書きましたが、 最近また「新卒の就職活動において個性を重視しよう」とか「お仕着せの文句をしゃべったところで採用担当者の心には響かない」なんて記事やニュースをよく見かけます。



    確かに、「学校ではサークルのリーダーをやっており・・」とか「チームワークを発揮して・・」とか、そんな内容を話してもらっても、あまり心には残りません。

    人事担当者から転職して数年経ちますが、こういうことを言っていた人というのはほとんど記憶に残っていない一方で、「おもしろい人いたなあ。まだ名前覚えてるわ」と思い起こせる人も数人いたりします。



    確か、新卒ではなくキャリア採用(とは言っても、職歴は2、3年しかない若手)の方だったと思います。面接の部屋に入ってくるなり、非常にニコニコしていて、緊張感のいまいち感じられない方でした。



    型通りの職歴の質問を終え、「うちの会社に入ったら、どんな仕事をしたいですか?」と質問をしたところ、こんな返事が返ってきました。

    自分は結構器用なタイプで、それなりに頑張れば何でもできる。
    おまけに、わりと何をやっても楽しいんです。

    ちょっとキョトンとなった気がします。面接でこんな大胆不敵なことを言う人はなかなかいません。嫌味のない感じの態度だったからこそ許せるものの、同じセリフを自信たっぷりに言ったらただの勘違い野郎だとみなされる可能性も大いにあります。何言ってんだこの若造が、的な。


    これだけだったら、「あ、、そうですか。」で終了なのですが、その後に彼が続けた言葉が印象的でした。


    でも、それもあってちょっと飽きっぽくて、なんか必死になってやらなきゃいけない仕事をやってみたいんですよねえ。


    まあこのセリフは言い方の問題8割ではありますが、なんと言うかこう、この若者が自分の能力と未来を持て余していて、だけどやっぱり自分の未来と真摯に向かい合おうとしているんだなあ、ということはすごく伝わってきました。


    面接において重要なことは、何を言っているか、ということも勿論なのですが、一番大事な要素は、自分の言葉で話しているかどうか、ということです。だからこそ、ちゃらんぽらん風だった彼の言葉が今でも記憶に残っているのだと思います。


    まずは、自分の言葉で自分を語ることから始まるんじゃないかなあ、と自分をごまかすことがうまくなった今日この頃、しみじみ思ったりしています。





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    2012年2月27日月曜日

    【新卒】面接にもセミナーにも、一人で行け


    先日、平日に外出していると、就活生さんたちのグループを見かけました。私のすぐ前を歩いていたので会話が聞こえました。



    A:「あー、今日のセミナーの会社、入りたいなあー。エントリーシート通らないかなあ。B子は順調?」
    B:「うーん、順調ってほどじゃないけど、こないだ面接行ったよ。まだ1社目だけどー。」
    A:「まじでー、私全然書類受かんないんだけどー。どこどこ?」
    B:「Z社。」
    A:「まじでー、私そこ受けてなーい。なんかさー、またいいところ見つけたら教えてー。」

    こんな会話が繰り広げられておりました。


    就職活動でつるむのは、やめたほうがいいよ。共倒れするだけだから。

    と思いながら、そっと横を通り過ぎました。



    情報交換も、時には必要です。
    どんなところを受けているのか、手応えはどうなのか、どんな工夫をしているのか、そんなことを聞きながらお互いに就職活動の厳しさを実感する者同士、グチを言ったり相談したりするのはストレス発散のためにもいいと思います。


    ですが、同じ企業のセミナーに、面接に、一緒に行く必要はありません。全くありません。

    友人と一緒に行く事で、行き帰りに考えをまとめる時間をロスしますし、もしセミナーで近くに座っていたことでグループ面接が同じチームになったら?なんだか気まずい雰囲気です。しかも、どちらか一方が選考に残って、一方が落ちた場合には、気まずい以上の何者でもありません。

    さらには、もしかすると、友人がそばにいることで、「本気の姿勢でガツガツ行くのがカッコ悪い」と思ってしまい、せっかくのチャンスを逃すかもしれません。




    就職活動では、個人行動が基本です。

    もし、「一緒に行こうよ。」と誘われたら、「ちょっと集中したいから。ごめんね。」と言って断りましょう。これで友情にヒビが入るようなら、それは本当の友人ではありません。



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    2012年2月22日水曜日

    【新卒】企業研究ってどうやるんですか

    今日は、企業研究に関する記事です。


    企業研究をどうやるかについては、ネットにもたくさん記事が載っていますし、専門書も数多く出版されています。

    アプローチの方法はいろいろあるとは思いますが、先日みかけたネットの情報で、
    企業研究のアプローチ
    ・経営理念を暗記する
    ・顧客を知るために3C分析を行う
    なんてことが書いてあって、のけぞりそうになりました。「経営理念を暗記する」って・・・、ないですね。なさすぎですね。聞かれるんですかね。「うちの経営理念を声に出して言ってみてください。」って。あるかもしれないですけど、間違いなくそこはブラック企業ですよ。



    就職活動をスタートしたばかりの時期に最も肝心なことは「企業活動(いわゆるビジネス)に興味を持つ事」だと思います。

    エントリーシートを書くため、面接に受かるために企業の研究をするのではなく、単純に、「へー、こんな事やってるんだ。」「へー、こういう企業があるんだ。」「へー、こういう人たちが働いてるんだ。」という事実に興味を持ちはじめると、自然と自分が気になる会社や、働いてみたい会社、お気に入りの会社が見つかります。



    なかなかきっかけがない人の場合は、自分の興味のあるものについて調べてみるのがよいです。その「モノ」が、製品という有形のものであれ、例えば音楽のような無形のものであれ、消費者たる自分のもとに届くまでには、様々なルートをたどっているからです。


    商品を企画する人がいて、生み出す人がいて、宣伝する人がいて、販売する人がいて、運ぶ人がいて、感想を述べる人がいて、再利用する人がいて、・・・ビジネスの円環は途切れることなく続きます。


    今、自分が手に持っている愛着のある何かが、自分の手元に届くまでをたどってみると、発見があっておもしろいはずです。


    手当り次第に調べるよりは、こういうストーリーのある企業研究のほうが頭に入りやすいし、就職して何年かたってから、役に立つこともあると思うのです。





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    【新卒・キャリア】エントリーシートでは一から十まで書かずに結論と理由だけにしとけ

    2012年2月10日金曜日

    【新卒】内定はゴールではないことを肝に銘じよ


    今週に入ってから、このブログを訪れて下さる方が増えているようです。それはすなわち、就職戦線がスタートした ということです。 ここ数年、ブログのPVがあがっているのを見て、「ああ、もうそんな季節かあ」と時の流れの速さを感じたりしております。



     そろそろ説明会に行き始めたり、エントリーシートを各社に提出したりしていると思われますが、早くてあと2ヶ月、長ければ半年から1年、この就職活動という大イベントに身を投じて行かれることでしょう。


    ここでまず、肝に銘じておいて頂きたい点は、内定はゴールではないこと です。



    人事の仕事を辞めて以降、野良人生を歩んでいるから余計にそう思うのかもしれませんが、望んでそんな人生に身を投じないとしても、大企業に入社したところで、いつ先日のNECの大リストラのような憂き目にあわないとも限りません。



    まあしかし、就職活動はゴールではないがスタートラインにいち早く立てるかどうかの勝負ではあります。職業人生におけるスタートラインのポジション取りをしている、という言い方がしっくりきます。


    この就職活動というイベントに参加して、できるだけよいスタートを切りたい、と願うのであれば、 勝負の先に待っているのはバラ色のゴールなどではまったくなく、得られるのは「全力で走り抜けて自分なりのスタートにたどり着いた」という自分への自信であることを、あらかじめ意識しておくとよいと思います。


    いわゆる就職活動を経験して企業に就職する、というルートを通らなかったとしても、いつかは自分で稼いで生きていかなくてはなりません。もし、いっせいにスタートすることに意義を感じなければ、このイベントに参加する必要はないでしょうが、それはそれで自分自身でスタートの時期と位置を決めなくてはならないという意味で別の苦労があります。その覚悟があるなら、この就職活動プレッシャーを無視するのも、またよしでしょう。



    そんなわけで、いよいよ始まりましたね。




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    2012年2月9日木曜日

    【新卒・キャリア】バイリンガルな人の就職・転職


    人は皆、どこかしら変わってるものだと思っているので、特に海外育ちだから、とかB型だから、とかそういったことは気にしていませんが、企業の中で働いていくとなると「違い」が心理的なハードルになることも多々あるよなあ、と思います。



    それほど多くのバイリンガルの方と触れ合ったことがあるわけではありませんが、特に欧米圏で生まれ育って物心ついてから日本に来た人や、就職をきっかけに日本へ来ていて仕事に悩んでいる人と話をしていると、ちょっとした違和感を感じることがあります。

    その違和感は、大抵の場合、
    「いや、それは言葉の問題ではなくて、文化や性格の問題なんだけどなあ」
    というものです。



    母国語ではなく、第二言語として日本語を習得した人の場合、仕事でトラブルがあったり、人間関係で悩んだりすると、「自分の日本語が未熟だからだ」と思う事が多いようです。

    まあ、そりゃそうですよね。
    私自身は日本語しか話せませんが、自分が英語を習得して、海外で仕事をして、ままならないことがあった場合には「もっと英語を思うがままに、堪能にあやつれたら、色んなことがスムーズに運ぶのに。」と思い悩むだろうことは容易に想像がつきます。



    ですが、言葉というのは不思議なもので、相手の立場や考える事が前提として理解できていると、多少単語のバリエーションが少なかったとしてもコミュニケーションに不都合を感じることはほぼありません。

    逆に、言葉の意味するところがわかっていたとしても、なぜ、今、それを言うのか、その意図がわからない場合には、意思の疎通が格段に困難になります。

    結果として、返ってくる反応は、「はあ?何言ってんの?」です。これは、「言っている意味がわからない」のではなくて、「なぜ、そんなことを言っているのか、意図がわからない。」という反応なのです。


    人が3人集まれば、そこには独特の雰囲気ができあがり、それが100人になれば、その雰囲気が文化と呼ばれることになります。

    実際に何社か経験してきて思う事は、言葉の問題よりも、文化に馴染めるかどうかが最大の課題であるということです。



    会社の色に染まりきってしまって、右にならえの姿勢になる必要はありませんが、「よし!もっと語学力を磨こう!」という決意よりも、もっと近道の解決策があるかもしれませんよ、という話でした。


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    2012年1月31日火曜日

    【心の問題】「うつ」の原因をはっきりさせる


    最近、職場の同僚がうつが再発して休職しました。
    「ま!まじかよ!その分の仕事誰が・・!」と叫びそうになりましたが、自分がこんなブログをやっていることを思い出して自制しました。張り切って同僚の分も仕事しております。

    その同僚は、昔、うつ病を患って以来、1年に1回くらいのペースで1ヶ月程休む時期があります。一緒に働き始めたここ半年、その働きぶりを見ていただけに、うつ病って本当に難しいな・・としみじみ感じています。


    極論を言ってしまうと、うつ病は脳の疾患だと思っています。


    子どもの頃、ふと「心」ってどこにあるんだろう?と不思議に思った事があります。母親に聞いたら、「胸にあるのは心臓で、心があるのは頭。」と教えてくれました。ちょっぴりメルヘンに欠ける気がしますが、とても正しい知識です。


    その同僚とは、それほど懇意なわけではありませんが、普段どんなことをどんな風にやっているのか、というのはおぼろげながら知っています。とても責任感の強い同僚で、「自分が頑張らなければならない。」「自分がやらなければならない。」と思っていることが言葉の端々から感じられました。 もうちょっと楽にしたらいいんじゃないの、というくらいに。時々、口に出してそう伝えたこともありました。


     もし同僚が、本当にもう少しちゃらんぽらんになれていたら、会社を休むまでの状態になることはなかったと思うのです。


    うつ病が脳の疾患である、という前提に立つと、最も効果的なのはやはり「脳のありようを変える」ことです。こう書くとすごく生物学的な感じですが、つまりは「思考のスタイルを変える」ことなのではないかと思います。陳腐になってしまいますが、ポジティブシンキングなんかがいい例です。

    そのためには、まず「なぜ自分がこういう状況なのか」ということの原因を特定することが重要です。忙しすぎるから、上司とソリが合わないから、職場の雰囲気が悪いから、・・色々な理由が複合的に合わさって発生するものではありますが、あえて、ひとつの理由に絞ってみるのがいいと思います。そして、自分自身の問題ではなく、環境などの外因性の状況を理由として位置づけること。自分がダメだからだ、という理由はなしです。


    ここで大事なのは、「何が理由なのかを自分で決める」ということです。理由を自分で判断できれば、自分でハンドリングできるようになります。もちろん、言うは易し、ではありますが。


    だから、同僚が復帰して来たら、私のグチを思う存分聞いてもらって、その分彼にもグチを言わせてみようと思うのです。いないと困るんですよ、本当に。(休んでるのが迷惑って意味じゃなくて。)




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    2012年1月23日月曜日

    【新卒・キャリア】私は自分が思っていたほど優秀ではなかった



    今日の記事は、こちらの記事を読んで触発されて書きました。

    自分が、「実はあまり頭がよくなかった」ということを素直に認めつつ、あーあ、どうしようかなあ、と思っているMIT(マサチューセッツ工科大学)志望の高校生の独白と、それに対する返信です。返信の内容が素晴らしくて、身につまされます。


    僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった (しのごの録)

    昔は、自分はMITに行けるものだといつも思っていました。でも、その可能性はゼロに等しいんだという厳しい現実が明らかになってしまいました。たぶん親元を離れずに地元のつまらない大学にいくことになるんだろう、と今になって悟りました。あぁ。


    学生にとっての就職活動と、入社後の数年間は、まさにこれと同じ事を感じるタイミングです。


    同じ会社を受けた友人が、あなたが不採用通知を受け取る横で、最終面接へと駒を進めるかもしれません。そんなときに、「お前は頭もいいし、おじさんたちに好かれるタイプだからなあ」というのは簡単ですが、あなたが一夜漬けでエントリーシートを仕上げたのに対し、その友人は1年も前から業界研究や仕事研究に余念がなかったのかもしれません。

    同期入社の同僚が、あなたが上司に怒られてばかりの横で、次々に成果をあげるかもしれません。そんなときに、「お前は、周囲からかわいがられるタイプだし、上司も面倒見がいいからなあ」というのは簡単ですが、あなたが「そんなの無理に決まってるじゃん」と依頼された仕事を投げ出していたのに対し、その同僚は上司や先輩に相談しながらもなんとかやり遂げたのかもしれません。


     そういう行動をとれることを、「あいつは優秀だから」「自分とは出来が違うから」と言い訳するのは簡単です。でも、実際その目的のために自分がどれほど努力したのかは、自分自身が一番わかっているものです。

    そうですね、やっぱり努力しかないんだろうと思います。



    でも、誰しも、「ねばならない」という義務感だけで努力し続けるのはなかなか困難です。

    だからこそ、好きだなあ、やりたいなあ、と思える仕事を見つけ、生涯を通じてとまではいかなくても、これから先数十年に渡って自分自身が後悔なく努力し続けられるような、そんな仕事に就くのが一番です。


    学生さんの場合は、まずは、好きだなあ、やりたいなあ、と思える仕事を見つけるところからですね。

    好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。



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    2012年1月18日水曜日

    【新卒・キャリア】「ステマ」流行りと論理的思考能力と日本が平和であること


    今日は雑談ネタ。
    最近「ステマ」という言葉が大流行しているようなので、流行りにのって記事を書いてみます。

    ステマ=ステルスマーケティングです。

    「ステマ」の例として、ブロガーや芸能人が企業や広告代理店から依頼を受け、自身のブログなどに「この美容クリーム、ものすごく効果あるの!」と商品を紹介するような記事を書くことが挙げられる。ニコニコニュースから引用



    ところで、ビジネスパーソンに必要なスキルとして論理的思考能力(ロジカルシンキング、クリティカルシンキング)というものがあります。簡単に言うならば、一見複雑で混みいった問題を分解して簡素化し、わかりやすく伝えるスキル、といったところでしょうか。

    コンサルの採用面接では、こういった思考能力がかなり重視されるらしく、思考テストのようなものを繰り広げる企業もあるらしいです。


    仕事に活かせる論理的思考能力とは、という小難しい話は専門のサイトや本がたくさん出ているので、そちらにお任せするとしまして、個人的には論理的思考能力とは「え、なんで?」を自問自答して深堀りしたり広げたりしていける思考力のことだと理解しています。

    つまり、自分に対しても他人に対しても、疑り深いってことです。

    MECEかどうか、とか帰納的に考えると、とかロジックツリーにしてみると、とか、かっこいい言い方は色々とできますが、つまるところはそういうことです。(他人に対してだけじゃなく、自分に対しても疑り深い、というところがポイント。)


    • こいつ、なんで今この場でこんなこと言ってんだろう
    • こいつ、なんでこんなもの勧めるんだろう
    • こいつ、なんでそもそもこんなことやってるんだろう
    • 自分は、なんで今この人の言っていることを信じそうになってるんだろう
    • これって、信じるに足る事実なんだろうか
    • そもそも事実ってなんだろうか
    みたいなことを、常に気にしながら情報を見聞きしていると、論理的思考能力のトレーニングとなるわけです。




    ネットなんて、それこそステマまみれで、いわゆる「嘘を嘘と見抜けないと・・・」って世界なのですが、それでもやっぱり、「嘘である」「情報操作である」ことが公になると、こんなにも騒がれるなんて、日本って本当にいい社会だなあ、と思うのです。(皮肉ではなく)

    そして、だからこそ、働き始めると、今度は騙されないように「論理的思考能力を鍛えよう」なんて話になるんですね。



    もちろんこのブログについても、書いてある内容が本当に真実なのか、ある種のステマ活動としての意図が隠されているのかは、読んでくださっている皆さんの判断に委ねられているわけです。(なんちゃって)



    ※ちなみにですが、今日の記事は、論理的思考能力やロジカルシンキング・クリティカルシンキングに対する正しい理解を促進するものではないので、そこはご承知置きください。



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    2012年1月9日月曜日

    【新卒・キャリア】SONYの新卒サイトにのけぞりつつ思った事


    あけましておめでとうございます。
    年末あたりから新しく記事を更新したい気持ちをぐっとこらえて、コツコツとブログ引っ越し準備していました。

    以前の記事はまだ引っ越しできていませんし、まだ全然準備も整っていませんが、とりあえず書き始めることが大事だろうということで、強引に引っ越ししてみました。
    これからは徐々にこちらで記事を更新していきたいと思います。



    さて、2012年最初の記事です。

    先日、ソニーが「ルールを変えよう」というキャッチコピーのもと、新卒採用の「暗黙の了解」を変更するようです。


    ソニーが新卒就活のルール変更、卒業後3年以内OK・スーツ不要・学歴不問 

    • 卒業後3年以内の方を新卒採用対象に
    • スーツ不要
    • 学歴不問
    • 選べるエントリーコース


    どんな大層な方針変更をしたのかと思ったら、なんだとても普通ですね

    今さらそんなことを胸を張って言っているんだとしたら、最近のSONYの凋落っぷりがすんなりと納得がいきます。各社が優秀な人材を捕まえるために努力を積み重ねていた時代にも、SONYはそのネームバリューのおかげで努力せずとも人が採用できていたことの裏返しなのかもしれません。そんなことは、大抵の企業は10年前からやってるっつーの。



    今現在、本当に自社の採用力の低下に危機感を抱いているのであれば、面接でスーツ不要だとか中途半端なことをせずに、もっとストレートに「今、SONYは新しい力を求めている。なぜなら、危機だから。」ということを伝えた方がいいと思うんですよね。


    SONYの採用サイトはこんな言葉で締めくくられていました。

    かつてソニーが世の中に問いかけてきたことは、
    応募者とソニーが対等の立場で理解し合おうという試みでした。
    選ぶ・選ばれるという関係がある以上、「対等でありたい」というのは、
    理想論かもしれません。
    しかし、ソニーの想いはシンプルです。
    応募者とソニー、お互いが理解し合い、双方が納得したうえで入社してほしい。
    そして、ソニーのことが好きな人に来てほしい。



    「対等である」ことを理想論としている時点で、自分たちが選ぶ立場であると同時に選ばれる立場であることを見失っているとしか思えません。


    SONYのことが好きな人に来てほしい、と言うなら、もうちょっとなんかあんだろ、と思ってしまいます。

    SONYものすごく応援してるんだけどなあ、彼らが不死鳥のごとく復活する姿を目にするのはもうちょっと先だな、ということを確信してしまうサイト内容でした。




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