【面接官の心得】「ベンチャー的採用基準」へのアンチテーゼ
たまに「人事ブログ」をチェックしています。 社名と本名を出しているブログの場合には、その企業にとってマイナスになることは当然書けませんし、人事の発言、というのは社内でも微妙に影響力があるものですから、破天荒な内容のものは、ほとんどありません。 まともです。 まあ、それでもたまに「ふーん・・」と思うことがあるのですが、今日はそんな記事のひとつ。 「ベンチャーで活躍する人材を5分で見抜く方法」 ベンチャーで活躍する人材を5分で見抜く面接 「夢はなんですか?」 「その夢を実現するのはいつですか?」 「3年以内にその夢を実現するとしたら、必要なものは?」 「では、そのために今年何をしようと思っていますか? それは当社で働くことと合致しますか?」 全て、自分の言葉で答えられたら採用。 実によく聞く話です。 ベンチャー企業系の採用面接で、これを聞かないところはないといってもいいでしょう。 ただ、私はこの考えにはちょっと反論したい気持ちがあります。 自分の目標が明確になっていて、そのために努力をしており、かつ、その目標の達成と企業の目標が合致している。だから、うちの会社をそのステージとして利用してくれるような、そんな人に働いてほしい。 これが達成されるとすばらしいです。 企業側も採用された人も万々歳です。 ただですね、思うわけです。 目標に向かって一直線に進むだけが人生ではないわけなのです。 そういう人生を歩んでいる人も勿論いますが、ふとしたことで思いもかけなかった方向に進んでみたり、なぜかちょっと回り道をしてみたり、これからどういう方向に進んで行こうかなあ、と悩んでみたり、そういうことが人生にはちょくちょく起こります。 そういう時に、社員に対して「こういう道もあるよ。」と提案できる力、というのも会社にとっては必要だと思うのです。そういう時に、「この会社が好きだから、もうちょっと頑張ってみようかなあ」と思わせられるかどうかは、その企業の懐の深さでもあるわけです。 目標達成のための手段として、その会社で働いて、3年でそれを達成し、そしてみんな去って行く。 果たしてそれだけでいいのか?と思ったりするのです。それで、その会社は成長していけるのか?と思ったりするのです。 会社に対して「...