2011年11月30日水曜日

【新卒・キャリア】エントリーシートでは一から十まで書かずに結論と理由だけにしとけ


ふと気づくと、今日でこのブログを始めて3年になります。
まさかそんなに続くとは思っていませんでしたが、読んでくださる方々の質問や応援の言葉に味をしめつつ、「書くことないな・・・」と悩みながらもブログを書くことが生活の一部になっています。

今年は年末に向けてブログの引っ越しでもしようかなと思っています。(宣言しないとやらない気がするので、あえて書いてみました。)引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


11月30日かあ、と思ったのは訳がありまして、2013年春卒業予定の方は、ついに明日から就職活動解禁です。


今まであんまり時期的な問題は気にせず記事を書いてきましたが、ここはひとつ初心に帰って、「エントリーシート(ES)」に関する記事でも書いてみます。最近は中途採用でもエントリーシートの提出が求められることがあるので、カテゴリは【新卒・キャリア】にしてあります。


エントリーシートでよくある質問と言えばこんな感じでしょうか。


・あなたにとって働くことの意味は何ですか。
・学生時代に力を入れたこと、そこで得られたことをどう当社で活そうと考えていますか。
・目標を決め、計画を立て、粘り強く実行した経験について、具体的に教えて下さい。
・あなたの長所と短所を教えてください。またそのメリットデメリットを教えてください。
・今までの一番の失敗談を述べて下さい。それをどうやって克服しましたか。



しかし、企業ごとに工夫をこらした質問をしてくるため、何十枚も書くとなると相当の時間が割かれることが想定されます。しかも手書きが大前提だったりしますね。

よくある代表的な質問については、あらかじめ自分なりの回答例を作成しておくことをおすすめします。文章の長さは、200文字/400文字/600文字 くらいパターンがあるとよいと思います。

文字数が長くなったからって、よけいな言葉は入れなくていいです。新聞記事は、事件の記事が割り込みで入る可能性をふまえて、記事の内容は小節に分かれていて後半にいくほど情報の重要性が下がっていきますが、あの感じをイメージするといいです。


しつこいようですが、エントリーシートを書くのは大変です。

しかしですね、それを読むのも結構大変なんです。

ひたすら集中して、その文章が何を言いたいのかを理解し判断していきます。時には学生さんたちの自分語りも入ります。多いに入ります。ガンガン入ります。そんなこと聞いてねーよ、ということまで書いてあります。何のためにエントリーシート書いてるのかわかってんの?と突っ込みたくなる内容もよくありました。


選考方法によって、エントリーシートをどういう位置づけにしているかは企業によって異なりますが、たいていは「面接に呼ぶかどうか」を決める材料とします。


だからこそ、100%説明しようとしなくていいんです。

「長所と短所」の質問への回答が、なぜ「私は大学時代は社会福祉サークルでリーダーを務めていました。」から始まるのか、選考を担当していた当時、激しく理由を問いつめたい気分でいっぱいでした。

長所と短所は何か?って聞いてんだろーが、長所と短所が何なのか、まず書けよ。


これが当時常々思っていたことでした。



文章での説明が回りくどい人が、簡潔に話ができるわけがありません。簡潔に話ができるわけがない人を面接に呼んで、逸材を発掘することはまずありません。そんな面接はするだけ無駄なので、もちろんそういうエントリーシートは残念ながら不採用です。



エントリーシートでは、あなたの人生を一から十まで語ろうとせずに、質問されたことに対して、その回答の「結論と理由」を書くことが優先されるべきことです。文字数も制限されてますしね。あなたの人生が、そんな紙切れ1枚に収まるわけもありませんしね。


大前提として、そもそも聞かれていることに対して明確に回答できていないと、それだけで採用担当者はエントリーシートを読むのにゲンナリしてしまいますし、そういうエントリーシートは「保留」とか「NG」とかっていうラベルのついたボックスに放り込まれていくのがオチなのです。


【関連記事】
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 タグ:長所と短所




2011年8月9日火曜日

【新卒】「学生の質」は低下しているのか

今日は、最近よく耳にする話題について。

学生の質は低下しているのか?です。


このテーマ自体は、結構昔から言われているような気がしますが、
去年あたりから、また再燃してきているような気がします。

就職活動生:「景気が悪くて、就職先がない」
企業の人事:「学生のレベルが低くて、採用したい人材がいない」

という、どっちが先なのかというニワトリが先かヒヨコが先か的な議論があちこちで発生しているわけです。


個人的には、ここ数年は就職活動生と肌で触れ合うような仕事をしていないので、実感値としてはよくわからない状況です。会社に新卒社員はいるにはいますが、まあ、できるやつはできるし、できないやつはできないです。そんなもんだと思ってます。


なので、全体的に「質が低下している」と言われてもピンとこなかったわけですが、色々なところで耳にするようになってきたので、確かにそうなんだろうなあ、と思うようになってきました。

確かに…、というのは「確かに質が下がっている」ということではなく、企業側が求める人材が学生さんの中から見いだしづらい、という意味での「確かにそうなんだろうなあ」というレベルです。



まあいわゆる「ゆとり」と呼ばれる世代なのだと思いますが、これをちょっと企業側の求める人材と照らし合わせて考えてみたいと思います。



企業が新卒に求めるものと言えば、この3つが代表的だと思います。

・まじめで
・バイタリティがあって
・人付き合いがいい


これがクリアされていると、まあ第一関門突破です。
別にこれがクリアされていなくても、それに変わる大きな長所があればいいわけですが、まあ基本ラインとして、このあたりがあると、「合格!」と言いやすいです。



まじめさや、人付き合いのよさっていうのは、今の学生さんたちに欠けているとはあまり思わないです。
むしろ、10年前や、バブル時代の20年前よりも、学生さんたちはまじめになっている気がします。


欠けていると言えるとすると、バイタリティかなあ、と思います。


バイタリティっていうのは、パワーを注いで、自分自身や周囲の環境を変えようとする力のことだと私は理解しています。

「もっとできるようになりたい」とか「もっと稼ぎたい」とか「もっと・・」といういわゆる成長意欲とか、上昇志向に裏打ちされるものだと思うのです。

でもこれって、自分のことにしろ周囲のことにしろ、「やれば変わる」ということを、過去の経験で知っていないと発揮されづらいものだと思います。

それは、個人の経験が最も深く影響するものではありますが、
時代の雰囲気、と言ってしまうとちょっとアレなのですが、そういう雰囲気が世の中に蔓延してるっていうのもあるからなあ、と思ってしまったりします。



「頑張れ!そうすれば未来は明るいぞ!」と30年前なら何の迷いもなく言えたでしょうが、今だと「頑張れ」の意味がちょっと違うんですよね。今言うなら、「頑張って、自分自身を見つけろ!」みたいな感じでしょうか。



でも、個人的には、人はみんな頑張れることを見つけたいものだと思っています。
頑張れることがひとつでもあると気合いが違うし、頑張れることがひとつでも見つかると、「自分の人生ってなんだろう」みたいなことに悩まなくてすみます。


みんなが最低ひとつ、頑張れることを見つけるためには、そういうのって、社会の多様性とか言うんだろうなあ、と思います。



ちょっととりとめのない内容になってしまいましたが、明日も腐らずに仕事頑張ろうと思ったのでした。



【関連記事】
【新卒】就職活動はお金がかかること
【新卒・キャリア】景気が回復しなくても、自分が頑張れ


2011年7月21日木曜日

【キャリア】自己都合退職と会社都合退職はどちらが有利?



コメントで頂いた質問です。

自己都合退職と会社都合退職では、どちらが転職に有利?


これはですね、圧倒的に会社都合退職 です。


会社都合退職が何かわからない方は、コチラ(Wiki)ご参照ください。

このWikiページでは、セクハラや退職勧奨による会社都合ということも紹介されてはいますが、企業側が会社都合退職を認めることは、倒産の場合や解雇(会社の都合による)以外には、ほとんどありません。


会社都合の退職は、企業側が認めるだけでなく、労働基準監督署が認定を行います。企業側としては、労働基準監督署に目をつけられるようなことはできる限りしたくないわけです。できる限りというか、絶対したくないわけです。


人事にとって、会社都合退職なんて、絶対に認めることがあってはならん のです。



人事担当をやっていた頃に、部署の改変によってなくなった部署があったのですが、もともとその部署で働いていた社員の方がそれをきっかけに退職する際に、会社都合かどうかの交渉をやったことがありました。

「今まで働いていた部署がなくなって、それがきっかけで辞めるんだから、会社都合だよね?」とおっしゃっていました。その方は正社員だったので、「部署がなくなるという話があがった際に、あなたには同じビルに入っている他の部署への異動を提示しましたよね?それを断って退職されるのですから、会社都合ではないですよ。」ということをひたすら説明して、自己都合退職で納得して頂いたのですが、退職する本人の温度感と会社側の温度感は、かなり差があります。会社都合退職だと失業保険の支給される期間がダントツに長いですし、待機期間もありませんからね。


「えー、会社都合ってことにしてよー、別にあなたが損するわけじゃないんでしょ?」と言われましたが、ムリです会社都合退職なんて、そんなこと...!!! 口にするのもおぞましいッッ!!!!


と、まあ人事担当者にとっての「会社都合退職」というのは、それくらいの温度感なわけです。なんでかっていうと、企業が受け取っている給付金の中には「会社都合退職者がいないこと」ということが条件として含まれるものもあって、そういう実利的な意味もあるでしょうが、多くの企業が会社都合退職を嫌う理由は、基本的には、トラブルを避けたいから&体面の問題なわけです。


会社都合退職させるとねー、何かと後日トラブルがある可能性が高いんですよ。「自分は辞めたくないのに、会社の経営が傾いたからって退職をほのめかされて辞めさせられた。賠償金支払え!」なんて訴えられちゃったりしてね。そんなときに、退職理由が「会社都合」になっていると、「ほら、自分でも認めてるじゃん」ということになりかねないわけです。



ざっくりご説明しますと「会社都合退職」というのはいわゆる「会社側の都合による退職」です。 倒産や解雇による退職、というのが代表的な事例ですが、実は他にも「毎月45時間以上の残業が、三ヶ月以上に渡って続いていたから辞めた」とか、「3年以上繰り返し契約してきたのに、雇用契約が更新されないことになった。」とか、そういう場合もこれに該当します。「会社都合退職」というのは通称のようでして、正式には会社都合で退職したと認定される人々のことを「特定資格受給者」と呼びます。特定資格受給者ってのは、どういう人が該当するのかを研究したい場合には、そういうサイトが色々ありますので、そちらでの研究をお勧めします。





まあ、そんなこんなで、履歴書に前職の退職理由が「会社都合退職」と書かれている場合には、これは本当に「いわゆる会社都合」であることが大半です。本人の責任外のことで退職せざるを得なかった、という意味なのです。自分は一生懸命頑張ったし、その会社で長く働きたかったが、経営陣がアホでどうにもやりくりつかなくなり退職を余儀なくされた、といった場合ですと、すんなりと退職の理由が面接官にも納得できるわけです。

というわけで、前職の転職理由の説明がすんなりつく、という意味においては、面接においてもやっぱり圧倒的に会社都合退職のほうが有利かなと思います。いや、有利というよりも、「退職理由の説明に納得されやすい」という程度のものですけどね。



【関連記事】
【キャリア】人間関係を理由に退職した、とは絶対に言わないほうがいいこと
【心の問題】「うつ」な人が転職するときに気をつけるべきこと



2011年5月26日木曜日

【新卒】就職活動はお金がかかること(続き)

先日の【新卒】就職活動はお金がかかることの続き。


果たして、最低限どれくらい貯金しておけば安心して就職活動時期を迎えられるのか考えてみました。


◆かかる費用

・スーツ一式 …¥50,000
・パソコン  …¥50,000
・スマートフォン …月払い
・交通費   …¥100,000
・雑費    …¥50,000
------------------------------------
合計      ¥250,000

いや、あげだしてみておいてなんですが、かなり適当です。特に何かこだわるポイントがないのであれば、30万円もあればなんとかなるのではないかと思います。

スーツから靴からカバンから、こだわれば10万円はくだらないでしょうし、まあPCやスマフォは持ってる可能性もあるし、地方だと交通費ははねあがります。


これ以外にも、ちょっといいところで履歴書用写真を撮影してもらったりとか、ちょっとした就職活動本を買ったりだとか、何かとコツコツお金がかかります。

そんなこともあって、親にお金を出してもらえる見込みがないのであれば、かかる費用をできる限り安く抑えておくことを心がけたほうがいい、と思います。


「就職活動頑張るために、スーツは奮発していいの買っとこ。スーツなら就職しても着れるしな。」と奮発するのも悪くないですが、お金に余裕がないのならやめておいたほうがいいです。


就職活動で買ったスーツは、たいていの場合就職したら着ません。

そして何より、就職活動はいつまで続くかわかりません。


5月頃になって、「そろそろお金なくなってきたし、がっつりバイトしないと・・」という状況になると、ただでさえ厳しい状況の中で、さらに機を逸する可能性が出てきます。



なんせこの就職難ですので、ここに行きたいと思える企業から内定が出るまで、コンスタントに就職活動を続けることが結構大事です。


というわけで、財源の確保はお早めに、 という、むしろ来年就職活動時期を迎える方向けの記事でした。


【関連記事】
【新卒】OB訪問はやったほうがいいんでしょうか
【新卒】学校の成績は採用に影響するか

2011年5月24日火曜日

【新卒】就職活動はお金がかかること

意外と見過ごされがちで、実際体験してみないとわかりませんが、


就職活動にはお金がかかります。


東京近辺在住だったら、まあ、就職活動中にバイトしなくても生きていけるくらい貯金があればなんとでもなりますが、地方の大学に通っていて、不景気だし地元以外での就職も視野に入れないととなると、格段に費用の桁が上がってしまいます。


そんな私も、しがない地方大学生だったので、かかる費用にかなり苦しめられたクチでした。


東京の企業のセミナーをまとめて受けに行くのに、お金がないので深夜バスで行ったら、寝れなくて疲れすぎてセミナーで爆睡したのはいい思い出(?)です。


最近では、就職活動中は東京でウィークリーマンションを借りる人なんかもいるらしく、そうなると100万円単位でお金がかかりますよねえ。


まあ、解決策としては、
貯めておくか、親に借りるかしろ
という話しになります。


下手にバイトばっかりして、面接受けに行く暇がなくなるくらいなら、親に借りるのがよいと思います。
(状況が許すなら、ですけど)


2年生頃から、就活用にせっせとお金貯めてましたもんねえ。何しに大学行ったんだ、という感じですけど。




まあでも、何をやるにも元手がかかるのは確かなんで、貯めておく以外にありません。



【続き】
【新卒】就職活動はお金がかかること(続き)



2011年2月20日日曜日

【新卒】趣味の欄に「読書」「映画鑑賞」と書いてあったら



新卒で就職活動をしている場合、企業独自の応募書類であるエントリーシートを書くのが通例です。

企業独自のフォーマットなので、何の項目を設けるかはまちまちではありますが、「趣味」という欄は結構あったように思います。履歴書にもありますよね、「趣味」の欄。


「趣味」に「読書」「映画鑑賞」と書いてあったら、面接担当者は、(少なくとも私は)、胸を張って言える趣味が他にないから、そう書いているのではないかと疑ってかかっていました。



なので、読書、映画鑑賞、と書いてあったら、

・まるっきりスルーする (聞いても大したことは何も出てこないだろうから、聞いても時間の無駄と判断。)
・本当なのか確認する(他に聞くべきポイントがあまりない場合。何か評価できるポイントがないか探している。)

という対応をとることが多かったように思います。


(あ、でも各項目についてまんべんなく質問するようにしている企業や面接官の方もいると思うので、趣味:読書について深く掘り下げられたから、それがイコール「他に評価すべき項目なし」と判断されているというわけではありませんけどね。)



深堀するときは、こういう聞き方をしていました。

「一番最近、読んだ本/観た映画 は何ですか」
「なぜそれを 読んだ/観た のですか?」
「それはいつですか?」


とりあえず読書・映画鑑賞と書いている人の場合には、ここで撃沈することもあります。最近って、1年前かよ、と。それ、趣味って言うの?と。ここで、「お、本当に好きなんだなあ」と納得できた場合は、次のように質問したりします。


「本好き/映画好きが高じて、何かやっていること/やったことはありますか?」


これはまあ、なんというんでしょう。その人の物事への没頭のスタイルを知りたい、という感じでしょうか。自分の映画評論ブログ作ってます、とか、原書が読みたくなってフランス語を勉強しました、とか、なんでもいいんですけどね。


趣味人の方は掘り下げて追求していくタイプなので、そういう姿勢は仕事でも表れると思います。なので、「おお、それはすごいなー」と思えるようなポイントがないか探しているというわけです。






以前書いた【新卒・キャリア】面接で「ご趣味は?」と聞かれたらで言うところの、「享受型」なのか「こだわり型」なのかを探っているわけです。趣味に「読書/映画鑑賞」と書く方は、「ふーん、そんなこと聞かれるのね」となんとなく参考にして頂ければいいかと思います。



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【新卒・キャリア】面接で「ご趣味は?」と聞かれたら
【新卒・キャリア】「休日は何をしていますか?」