2009年5月23日土曜日

【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」



はるき悦巳というまんが家をご存知でしょうか。『じゃりン子チエ』の作者です。この人のHP見てたら、こんなカッコイイこと言っているのを発見しました。


(以下抜粋)

僕はなんやいうたら食えりゃいいんやいうことがある。職種もくそもないやないかいうところがあるんよ。そやから、土方とかいろいろやったけど、そこに何にも求めてなかった。

(中略)

女学生向きの週刊誌から、『あなたの生きがいは?』なんて聞いてきたから困ってね。断ろか思たけど、こういう男もおるんですいうの、わからしといた方がええと思て書いたんですよ。
『こたつで、みかんやお菓子食べながらテレビ見てんのが最高にええと思てます』(笑)

(中略)

猫なんて、人間のためには何もならんくせに、気分のいい時は愛敬ふりまいたり。
気に入らんと、一切やらんでしょう。そんでうまいこと人間に可愛がられる。鳥でもしゃべってみたり頑張ってるのに(笑)。
そやからいつも思う。こういう具合に生きられへんやろか。


(以上抜粋)

詳細はコチラ⇒はるき悦巳の秘密

うわ、なんか、カッコいいいいいいいい!。
”こういう男もおるんですいうの、わからしといた方がええと思て書いたんですよ。”ってところ超カッコいいいいいい!


ちょっと話はそれますが、私はこの人の書いた『ガチャバイ』というまんがも大好きです。

主人公は咲という「生活力のある」小学生の男の子です。咲の友達のゴマメは、お母さんが妹をつれて出て行ってしまい、お父さんも失踪してしまう、というわりかし不幸な女の子です。

ゴマメは、ずっと妹をおんぶしていたのですが、いなくなった今も、人形をおんぶして学校に行っています。

そんな格好で学校に行くので、ゴマメはいじめられてしまうわけですが、咲にかばってもらっている様子です。そんなネンネコ姿でガッコ行くからいじめられるんやで、やめとき、と咲が言い、ゴマメは、そんなんやないもん・・とボソボソ言うシーンがあります。


咲:「ならええわ。ゴマメはおれのこと頼ってたらええんや。」
ゴ:「うち頼ってる。」
咲:「よっしゃ、たこ焼おごったろ。」


カッコいいいいいいいい!こちらも初めて読んだとき、私は相当にシビレました。おれのこと頼ってたらええんや、って、ちょ、それ、小学生のセリフじゃなくね?という感じです。

まあ、年齢の問題じゃないんでしょうね。お金を稼ぐこと含め、生きていくことに対する自信に裏打ちされた気合を感じます。


こんなかっこいいこと、さらっと言えるオトナになりたいです。なぜ、こういう考え方に感銘を受けるのかということを、自分でも考えてみたのですが、それはおそらくシンプルでな考え方であるということなのだと思います。


私を含めて、働いている人・これから働く人の多くは、生活していくためには働かなくてはならないが、食べるためにのみ働くのか?ということを、程度の差やタイミングの差はあれ、考えるものだと思います。

なぜそういうことを考えちゃうのか、という理由は色々あると思いますが、自己実現せよ!自分探しせよ!という、なんだかよくわからない色々なところからのメッセージや圧力なんかも関係しているような気がします。


私は、いわゆる自己実現や自分探しを否定するわけではありませんが、なんだかちょっと抵抗感を感じています。学生時代のころも、うまく言葉にできませんでしたが、やっぱりなんだか抵抗感を感じていました。1週間やそこらで「分析」して「発見」した自分の姿なんて、自分にとって都合のいいものでしかあり得ないんじゃないの?と思うからです。そしてその延長にある「なりたい自分像」も。薄ッ薄のペラッペラですよ。そんなもん。


自分のことを見つめ直すのがダメだと言っているわけではまったくありませんし、自分という人間をあきらめろ、と言っているわけでもありません。ただ、意外な「自分」を発見したり、どうしようもない「自分」に直面したり、そういうのって、何かの経験を通じてしかわからないと思うんですよね。少なくとも、机の上で「自己分析シート」を書いていても、見つかりはしません。

そういうことをウジウジ考えて来た私からすると、この「仕事なんて、食えりゃいいんや」というセリフは、まるで、「仕事を通じて何者かにならなくても、すでにオレはオレなんだから、仕事なんて食えりゃいいんや。」と言っているように思えて、かっこいいなあ、いいなあ、と憧れてしまうのです。



そういう考えに魅かれつつも、なかなかそこまでわりきれない、というところが我ながらナヨっちいな、と思うんですけどね。




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