2009年8月15日土曜日

【新卒・キャリア】「地頭がいい」という言葉

引き続き、お盆です。
訪問者数も落ち込みがちなこの時期、更新意欲もやや低下気味です。



採用担当者をしていた頃、「地頭」(じあたま)という単語をよく耳にしました。

まあ、一種の人事用語ですね。
人を評価したり、説明したりするときによく使われます。

「彼は、地頭がいい感じだよね。」みたいなね。


実を申し上げますと、ワタクシ、この言葉が大っ嫌いです。

というのも、「地頭がいい」という言葉には、
2種類のニュアンスが含まれていると思うからです。


一つ目は、ポジティブなニュアンスです。
まあ要するに、知能指数が高そう、機転がききそう、みたいな、
頭がいい、というニュアンスです。

二つ目は、ネガティブなニュアンスです。
頭はいいけど、仕事ができるかどうかは別問題、とか
頭はいいけど、人柄がいいかどうかは別問題、とか
頭はいいけど、・・・
というニュアンスです。


この言葉が嫌いになった経緯をお話しておきます。

人事から一念発起して、転職活動をしたときに、
人材紹介会社が紹介先の企業に対して提出していた推薦コメントの中に、
こんな文章が入っていました。

「異業種への転職ということで、経験はないのですが、
非常に地頭のいい印象を与える方です。」



バッカじゃねーの!?

そのコメントを見たとき、私は一人怒りに打ち震えました。

お前コンサルなんだろ?キャリアコンサルなんだろ?
印象論なんか推薦コメントに語ってどうすんだよ、ボケ!シネ!
しかも、この言葉に含まれるネガティブ要素をちゃんと理解して使ってんのか!
アホンダラ!!!!



正直申し上げて、私は決して頭がいいタイプの人間ではありません。
どっちかっていうと、強烈に不器用タイプです。


だからこそ、採用担当をしていた頃、必死に研究したのです。
応募者になめられたくなくて。
いかにして、わかっていない話をわかってる風に聞くか、
いかにして、賢っぽく物事を説明するか、
いかにして、「デキる風」のオーラを身にまとうか。

辛酸なめながら、結構努力したわけです。

だからこそ、
そのポーズを見破れない人間がキャリアコンサルタントなんかやってることに、
その言葉のネガティブニュアンスを理解せずに気軽に使っていることに、
そこに至るまでの私の努力を理解していないことに、
頭にきたわけです。

だって、色々話ししたじゃん!
仕事の話から、何で転職したいか、これからどんなことやりたいかまで、
来し方色々話したじゃん!と。


当然ながらと言うべきかなんというか、
紹介会社経由では転職は決まらず、
最終的には自分で見つけて応募したところに収まりました。


まあ、最近は多少大人になりましたので、
そういう風に見えるということも、一つの財産だな、
と思えるようになりました。

オイラ、努力してるんだぜ!!感まるだしなのも、かっこわるいですしね。


まあ、でもやっぱり「地頭がいい」という言葉は、
それ以上でもそれ以下でもないし、
何も生み出さないので、人物評には使わないほうがいいと思うんですけどねえ。


どうなんでしょう。


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