2009年7月9日木曜日
【新卒・キャリア】学歴はひとつの確率論であると思うこと
「学歴」は、それがある人にとっては何でもないことですが、ない人にとっては、あまり聞かれたくないポイントです。仕事ができるかどうかには直接的には関係ないのですが、就職や転職の場面では、必要な情報になっています。
果たして、学歴って、確認しなくちゃいけないんか?というのが今日の話題です。
入社の際には学歴を伝えないといけないことが大半ですが、それを企業側が管理しているかどうかは、また別の問題です。人事で持っている社員データベースに、学歴情報が登録されているかどうか、その情報を何かに使っているかどうか、ということですね。
いわゆる超大企業や銀行のような、カタイ企業の場合には、いまだにその情報を使っていると思われます。社員の情報を参照すると、必ずそこには学歴も記載されていると。
でも、最近は入社の時には確認するけど、働きだしたら別に気にしていない企業が多数ではないかと思われます。
じゃあ、なんで採用選考の時に学歴を聞くのか?と。なんで、「大卒・院卒以上」という条件をつけて募集するのか?と。
最近思うのは、学歴というのは確率論なのだ、ということです。
逆に言うと、確率論に過ぎない、ということです。
例えば、同じ年齢の人を、無作為に100人を選んだとします。
ひとつは、某有名大学卒業生(もしくは在学中)。ひとつは、大学行ってないひとたち。
会社で「使える」人が出現する率は、前者のほうが多いのです。
おそらくそれは、受験勉強をくぐり抜けてきた努力、だったり、周囲に優秀な人が多いから、そこで育まれたセンス、だったり、そのクラスの大学に行かせられる家庭で育った気だてのよさ、だったり、要因は色々あると思われます。
とは言え、ここで注意しなければいけないのは、100人中最も優秀な人、3名の優秀さを比較したときに、必ずしも有名大卒のグループが勝っているとは言いがたいことだと思います。
100人中、企業で使えそうな人の割合は、大卒グループのほうが高いでしょうが、それはあくまで平均値の問題であって、個々人の能力まで補填するものではないのです。
大学に行ってないと言っても、それは学力以外の理由である可能性もかなりありますからね。
だから、応募者が多い企業なんかで、一種の足切り要素として、「大卒・院卒以上」という条件をもうけるのは、採用業務の効率化の側面から考えると、致し方ないことだと思う一方、「学歴不問」と応募要項に掲げている企業を見ると、「お!この会社は人を見る目に自信があるんだな!」と感心します。
だから、「大卒・院卒以上」という応募条件に苦しめられている方がいらっしゃるなら、そんな確率論に負けない自信と強さを持ってほしい、と願うのです。
そして、あなたを採用した企業では、「やっぱり人は、学歴じゃないよな。」と採用スタンスが変わるくらい、気合いを持って頑張ってほしいと思うのです。
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