【新卒・キャリア】あなたを色に例えると何色ですか?


今日はちょっと、意表をついた質問に関する話題です。

「ご自身を、色に例えると何色ですか?」



面接の場でこれを質問されると、大抵の方は (゜Д゜) ハア??  となる質問です。


私は自分でこの質問をしたことはありませんが、採用の仕事をしていた頃に、面接に同席していた上司が聞いているシーンに立ち会った事があります。


質問された応募者の方も、(゜Д゜)  となってましたが、それ以上に、隣にいる私の顔が (゜Д゜)  だっただろうと思います。


確かですね、私がメインで質問をさせて頂いていたのですが、まあ何を聞いても型通りと言いますか、あまり面白みがないというか、マニュアルっぽいというか、「そんな回答されても、あなたがどんな人なのかわからないんですけど・・」みたいな状況だったと記憶しています。


おそらく、面接マニュアルとかをじっくり読んで、どういう質問が来るのかを事前に想定しておき、かなり事前にシミュレーションをされていたのだと思います。いい意味で言うと、ソツのない回答なのですが、悪い意味で言うと、個性のない回答ばかりが続いていたのです。


そこに、この「色に例えると・・」という質問を、上司が突然割り込ませて来たのですが、一瞬、私も応募者も「ポカン」となったような気がします。


応募者の方は、一瞬私のほうをチラっと見て、(「オイオイ、お前の隣のオッサン、何突然わけわかんないこと言ってんだよ・・」という目線だったと思われます。)「えーと…、青…でしょうか…」みたいな感じでその方が答えたところ、上司のなぜなぜ攻撃が始まりました。



「青に対して、どんなイメージを抱かれていますか?」
「ご自身のどういうところが”青っぽい”と思われますか?」
「それは、周囲の人もそう思われていると思いますか?」
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面接が終了した後に、「あの質問はなんだったんですか?」と聞いてみたところ、「いやー、なんかガードが固くて、なかなか本当のことを話してくれなさそうだったから、ちょっと変な質問でビックリさせてみようと思っただけだよ」と言っていました。


まあ確かに、びっくりしてましたよ。相撲でいうと、猫だましですな。




どっちかっていうと、何色と答えるか、ということよりも、なぜそう思うか、ということを根掘り葉掘り聞いて、そこから垣間見えるその人の自分像みたいなのを確認したい、という趣旨の質問のようです。「私は社交的な人間で、友人たちと過ごす時間が何よりの楽しみです。」と言っている人が、「自分は色に例えると、灰色です。」なんて答えてたら、「な、なにか無理してるんかな・・この人・・・」という感じはしますね。



まあ、そんなわけわかんない質問手法もあるようですよ、という話でした。



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