【新卒・キャリア】エントリーシートでは一から十まで書かずに結論と理由だけにしとけ


ふと気づくと、今日でこのブログを始めて3年になります。
まさかそんなに続くとは思っていませんでしたが、読んでくださる方々の質問や応援の言葉に味をしめつつ、「書くことないな・・・」と悩みながらもブログを書くことが生活の一部になっています。

今年は年末に向けてブログの引っ越しでもしようかなと思っています。(宣言しないとやらない気がするので、あえて書いてみました。)引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


11月30日かあ、と思ったのは訳がありまして、2013年春卒業予定の方は、ついに明日から就職活動解禁です。


今まであんまり時期的な問題は気にせず記事を書いてきましたが、ここはひとつ初心に帰って、「エントリーシート(ES)」に関する記事でも書いてみます。最近は中途採用でもエントリーシートの提出が求められることがあるので、カテゴリは【新卒・キャリア】にしてあります。


エントリーシートでよくある質問と言えばこんな感じでしょうか。


・あなたにとって働くことの意味は何ですか。
・学生時代に力を入れたこと、そこで得られたことをどう当社で活そうと考えていますか。
・目標を決め、計画を立て、粘り強く実行した経験について、具体的に教えて下さい。
・あなたの長所と短所を教えてください。またそのメリットデメリットを教えてください。
・今までの一番の失敗談を述べて下さい。それをどうやって克服しましたか。



しかし、企業ごとに工夫をこらした質問をしてくるため、何十枚も書くとなると相当の時間が割かれることが想定されます。しかも手書きが大前提だったりしますね。

よくある代表的な質問については、あらかじめ自分なりの回答例を作成しておくことをおすすめします。文章の長さは、200文字/400文字/600文字 くらいパターンがあるとよいと思います。

文字数が長くなったからって、よけいな言葉は入れなくていいです。新聞記事は、事件の記事が割り込みで入る可能性をふまえて、記事の内容は小節に分かれていて後半にいくほど情報の重要性が下がっていきますが、あの感じをイメージするといいです。


しつこいようですが、エントリーシートを書くのは大変です。

しかしですね、それを読むのも結構大変なんです。

ひたすら集中して、その文章が何を言いたいのかを理解し判断していきます。時には学生さんたちの自分語りも入ります。多いに入ります。ガンガン入ります。そんなこと聞いてねーよ、ということまで書いてあります。何のためにエントリーシート書いてるのかわかってんの?と突っ込みたくなる内容もよくありました。


選考方法によって、エントリーシートをどういう位置づけにしているかは企業によって異なりますが、たいていは「面接に呼ぶかどうか」を決める材料とします。


だからこそ、100%説明しようとしなくていいんです。

「長所と短所」の質問への回答が、なぜ「私は大学時代は社会福祉サークルでリーダーを務めていました。」から始まるのか、選考を担当していた当時、激しく理由を問いつめたい気分でいっぱいでした。

長所と短所は何か?って聞いてんだろーが、長所と短所が何なのか、まず書けよ。


これが当時常々思っていたことでした。



文章での説明が回りくどい人が、簡潔に話ができるわけがありません。簡潔に話ができるわけがない人を面接に呼んで、逸材を発掘することはまずありません。そんな面接はするだけ無駄なので、もちろんそういうエントリーシートは残念ながら不採用です。



エントリーシートでは、あなたの人生を一から十まで語ろうとせずに、質問されたことに対して、その回答の「結論と理由」を書くことが優先されるべきことです。文字数も制限されてますしね。あなたの人生が、そんな紙切れ1枚に収まるわけもありませんしね。


大前提として、そもそも聞かれていることに対して明確に回答できていないと、それだけで採用担当者はエントリーシートを読むのにゲンナリしてしまいますし、そういうエントリーシートは「保留」とか「NG」とかっていうラベルのついたボックスに放り込まれていくのがオチなのです。


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 タグ:長所と短所




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