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【面接官の心得】面接官の心得

今日はちょっと番外編的な内容。 昔、採用担当をやっていたことがある、という話をすると、 「ねー、面接ってさー、何聞いたらいいのー?」とか 「今度さー、派遣さんの面接あるんだけど、どうしたらいいー?」とか 聞かれることがたまにある。 面接官の心得 というわけです。 うーん、これがなかなか難しい。 面接で聞いてはいけないこと、ならいくつかある。 選考に全く関係ないことや(ご両親のお仕事は?)、 性差別では、と思われることや(へー、まだ結婚してないんですか)、 ようするに応募者がいやがる可能性のあることは聞いてはいけない。 ただ、心得、と一言でいうと結構難しい。 まあ、ひとつだけあげるなら、私はこれだと思う。 面接官は、応募者に面接されている と思え。 採用する側とされる側 、とだけ考えると、面接官のほうが立場が上だが、 採用できないと会社が困る 、と考えると、お互いの立場はドッコイドッコイだ。 むしろ、その応募者が引く手あまたな人であれば、面接官は「うちに来てくれー」とお願いする立場だ。 だから、本当に素敵な面接官というのは、相手を面接しつつも、かつコレだ、と思ったときに確実に相手を魅了することのできる人だ。 まあ、狙ったポイントでフェロモンを自由自在に出せるドンファンのようなものでしょうか。 だから、もし就職・転職活動中にイヤな感じの面接官に出会ったら、 「こいつ、不採用」 と心の中でそっと判定してあげてください。

【新卒・キャリア】面接でうまく話すコツ

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昨日は、 面接でうまく話せないのが、いかにダメージが大きいか 、という話題に終始してしまったので、今日は 面接でうまく話すコツ について。 正直、コツっていうほどのものでもないと思うのですが、それは、普段から 言葉にする努力 しておくことです。 森博嗣 の本が好きで、よく読むのですが、こういう文章がありました。 「いいかい、気持ちなんて伝わらない。  伝えたいものは、言葉で言いなさい。  それが、どんなに難しくても、それ以外に方法はない。」              「詩的私的ジャック」から抜粋 採用担当だった当時、面接を受けている人の中には、 「一から十まで全部説明しなくても、オレのかもし出す雰囲気で相手もわかってくれるさ。」 と思っている人が結構いるような気がしていました。 イヤ、全然? わかりませんけど?(´Д`) 自分が今していることにはどういう意味があって、全体の中でどの部分の役割を担っていて、何に不満があって、何に満足なのか。 こういう事は、なんていうんでしょう、「気分」「雰囲気」としては、自分の中にはしっかりあると思います。 でも、言葉にするのって結構難しいんです。 自分のことを考えてみると、1日の活動している時間帯の中、 「言葉」で考えている時間は、全体の半分にも満たないのではないか と思います。 「今日一日、何をしていました? 今日は、あなたの人生にとってどういう意味のある日でした?」 と質問されて、即答できる1日を送っている人はそうそういないと思います。 それと同じで、面接の場で、自分が今まで生きてきた人生や、やってきた仕事について説明するには、常日頃から言葉にする努力をしていることが必要なのです。 まあ、一番いいのは、身近にそういうことを説明してあげたい相手がいることですね。 私は一人で頭の中でしゃべるのが癖ですけど。 【関連記事】 【新卒・キャリア】面接でうまく話せない 【新卒・キャリア】面接では別に即答しなくてもいい  ↓どうしようもなくあがり症だっていう人には、バッチフラワーのレスキューレメディがおすすめです。(バッチフラワーがなんなのか、調べてからどうぞ。)  

【新卒・キャリア】面接でうまく話せない

いわゆる 話下手 な人は、結構いる。 やることはやってるのに、いざ面接で話そうとすると ・頭が真っ白になる。 ・緊張しまくってしまう。 ・呂律が回らない。 ・意味不明なことを言ってしまう。 などなど、症状は様々だと思う。 「オレ、職場では結構デキる男なのに・・」 「アタシ、やればなんでもデキるのに・・」 だけど 面接でうまく話せない と思っている人は、要注意。 行動する(≒仕事をする) ことと、それを 言葉にして誰かに説明する 、というのは、同じことではないからだ。 うーん、例えば絵を描くのがウマイとしましょうか。 質問者: 「すごーい!なんでそんなに上手にかけるんですか?」 Aさん: 「うーん。センス・・?」 Bさん: 「ああ、コツはですね、まず全体を鉛筆でざっくり描くんです。で、色は薄いほうからつけていきます。光があたる方向を意識しながら描くといいんですよ。」 別に、趣味で書いてるだけだったら、むしろBさんはうるさいウンチク野郎ですが、これが仕事となるとまた別の話です。 Aさんに任せておくと、結構ウマイ絵が1日に1枚できあがるかもしれませんが、Bさんに任せれば、そこそこウマイ絵がチームで量産されて、1日に10枚できあがると思われます。 大抵の会社は、結構ウマイ絵を1枚描くよりも、そこそこにウマイ絵を10枚描いてもらったほうが嬉しいのです。(芸術家の場合は除くね。) そうなると、AさんよりもBさんのほうが、 コツを伝播していける という意味で価値が高いのです。 というわけで、今日は いかにして面接でうまく話すか 、ということではなく、 面接でうまく話せないのが、いかにダメージが大きいか 、という話でした。 あ、役に立たない?・・・ 次回こそは、上手く話すコツをご紹介します。・・・ 【続き】 【新卒・キャリア】面接でうまく話すコツ 【関連記事】 【新卒・キャリア】面接では別に即答しなくてもいい 

【新卒・キャリア】いわゆるコンピテンシー的な

寝技のようにねっとりしたしつこい面接 を 繰り広げていた当時の私ですが、 この方法には、一応理論的な裏づけがありました。 いわゆる コンピテンシー 理論です。 コンピテンシーの何たるかは、難しいサイトや本で色々解説されているので 真面目な説明を知りたい方はソチラをご参照いただくと致しまして、 ものすごく簡単に説明すると、 「頭がよかろうが、いいこと言おうが、 やってなきゃ意味ねーんだよ 。」 という考え方です。(と、私は理解しています。) 要するに、 行動に移していてこそ評価に値する ということです。 超高学歴でも、役に立たないヤツ。 知識だけはあるけど、やることがトンチンカンなヤツ。 口ではいいこと言うけど、行動が伴ってないヤツ。 そういう人をブロックするためにしつこくしつこく質問するわけです。 「営業部で1番の成績でした!」 →営業部に所属の社員は5名のみ。 とか、 「私は面倒見のいい性格です!」 →理由は、小学生の頃、弟と一緒によく留守番してた。 とか、 よくよく聞いてみると、アピールしていることと実際は かけ離れているということはままあることです。 だから、面接で前職の話や学生時代の話をするときは、 ・どういう環境で 何人の部署なのか、どういう人が集まったサークルなのか、 ・どういう役割で いわゆる肩書きがあったのか、周囲の人が自分をどう認識していたか、 ・なぜ 自発的なのか、やれと言われたからやってるのか、 ということを整理しておく必要があると思います。 「大きな成果をあげました!」とか多少誇張したことを言おうと思うなら、 それをつっこまれたときに説明できるようにしておきましょう。 まあ要するに面接なんていうのは、 応募者の周到さ と、 面接官のしつこい掘り下げ と、 どちらが勝つか、というバトル なわけです。

【新卒・キャリア】面接官が自己紹介で知りたいこと

今日は、「面接官は、面接でいったい何を知りたいのか」について。 何をして何を考えてきた人 なのか。面接官は、それを知りたい。 考えてみると、これにつきると思います。 「何をしてきた人なのか」ではないし、「何を考えてきた人なのか」でもなくて、両方ないとダメってところがミソね。これは新卒でも中途でも全く変わらないと思います。 言ってしまえば、「何をしてきたか」なんてエントリーシートや、職務経歴書を見ればわかることですしね。わざわざ面接の場で説明させる必要なんてないんです。 有名ドコロでは、ドラッガーさんの「 3人の石工 」の話みたいな感じでしょうか。詳しい事はググって頂くとしまして、簡単にはこんな感じの話です。 仕事中の石工さんに、何してるんですか、と聞いたときの答え。 Aさん: 「見りゃわかるだろ、石削ってんだよ。」 Bさん: 「石を削って積んでるんです。3ヶ月前からこの仕事してるんですけど、重労働なわりに、給料安くて・・」 Cさん: 「城の土台を作ってるんですよ。完成したら、ここいらで一番大きな城になりますよ。前代未聞の大きさだから、土台が命ですよ。」 ※わかりやすいよう、多少アレンジしました。 ま、どう考えても、 Cさんを採用したい ですよね。    だから、別に変わったことしてなくてもいいんです。面接の場で、きらびやかな経験を語れなくてもいいんです。やってることは別に普通でいいんです。 要するに、 それをやりながら何を考えてたのか 、ってことが重要なのです。