2011年7月21日木曜日

【キャリア】自己都合退職と会社都合退職はどちらが有利?



コメントで頂いた質問です。

自己都合退職と会社都合退職では、どちらが転職に有利?


これはですね、圧倒的に会社都合退職 です。


会社都合退職が何かわからない方は、コチラ(Wiki)ご参照ください。

このWikiページでは、セクハラや退職勧奨による会社都合ということも紹介されてはいますが、企業側が会社都合退職を認めることは、倒産の場合や解雇(会社の都合による)以外には、ほとんどありません。


会社都合の退職は、企業側が認めるだけでなく、労働基準監督署が認定を行います。企業側としては、労働基準監督署に目をつけられるようなことはできる限りしたくないわけです。できる限りというか、絶対したくないわけです。


人事にとって、会社都合退職なんて、絶対に認めることがあってはならん のです。



人事担当をやっていた頃に、部署の改変によってなくなった部署があったのですが、もともとその部署で働いていた社員の方がそれをきっかけに退職する際に、会社都合かどうかの交渉をやったことがありました。

「今まで働いていた部署がなくなって、それがきっかけで辞めるんだから、会社都合だよね?」とおっしゃっていました。その方は正社員だったので、「部署がなくなるという話があがった際に、あなたには同じビルに入っている他の部署への異動を提示しましたよね?それを断って退職されるのですから、会社都合ではないですよ。」ということをひたすら説明して、自己都合退職で納得して頂いたのですが、退職する本人の温度感と会社側の温度感は、かなり差があります。会社都合退職だと失業保険の支給される期間がダントツに長いですし、待機期間もありませんからね。


「えー、会社都合ってことにしてよー、別にあなたが損するわけじゃないんでしょ?」と言われましたが、ムリです会社都合退職なんて、そんなこと...!!! 口にするのもおぞましいッッ!!!!


と、まあ人事担当者にとっての「会社都合退職」というのは、それくらいの温度感なわけです。なんでかっていうと、企業が受け取っている給付金の中には「会社都合退職者がいないこと」ということが条件として含まれるものもあって、そういう実利的な意味もあるでしょうが、多くの企業が会社都合退職を嫌う理由は、基本的には、トラブルを避けたいから&体面の問題なわけです。


会社都合退職させるとねー、何かと後日トラブルがある可能性が高いんですよ。「自分は辞めたくないのに、会社の経営が傾いたからって退職をほのめかされて辞めさせられた。賠償金支払え!」なんて訴えられちゃったりしてね。そんなときに、退職理由が「会社都合」になっていると、「ほら、自分でも認めてるじゃん」ということになりかねないわけです。



ざっくりご説明しますと「会社都合退職」というのはいわゆる「会社側の都合による退職」です。 倒産や解雇による退職、というのが代表的な事例ですが、実は他にも「毎月45時間以上の残業が、三ヶ月以上に渡って続いていたから辞めた」とか、「3年以上繰り返し契約してきたのに、雇用契約が更新されないことになった。」とか、そういう場合もこれに該当します。「会社都合退職」というのは通称のようでして、正式には会社都合で退職したと認定される人々のことを「特定資格受給者」と呼びます。特定資格受給者ってのは、どういう人が該当するのかを研究したい場合には、そういうサイトが色々ありますので、そちらでの研究をお勧めします。





まあ、そんなこんなで、履歴書に前職の退職理由が「会社都合退職」と書かれている場合には、これは本当に「いわゆる会社都合」であることが大半です。本人の責任外のことで退職せざるを得なかった、という意味なのです。自分は一生懸命頑張ったし、その会社で長く働きたかったが、経営陣がアホでどうにもやりくりつかなくなり退職を余儀なくされた、といった場合ですと、すんなりと退職の理由が面接官にも納得できるわけです。

というわけで、前職の転職理由の説明がすんなりつく、という意味においては、面接においてもやっぱり圧倒的に会社都合退職のほうが有利かなと思います。いや、有利というよりも、「退職理由の説明に納得されやすい」という程度のものですけどね。



【関連記事】
【キャリア】人間関係を理由に退職した、とは絶対に言わないほうがいいこと
【心の問題】「うつ」な人が転職するときに気をつけるべきこと



0 件のコメント:

コメントを投稿