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【新卒】なぜいつも最終面接で落ちるのか

コメント欄で質問を頂きました。 新卒で就職活動中の方から、 「いつも最終面接で落ちるんです。何かコツがあれば教えてください。」 そうですねえ。 まあ、「いつも」というのが何回くらいなのかによってかなり違うのですが、3回くらいなら、まあそういうこともあるさ、と思いますし、10回となってくると、ちょっと何か考えた方がいいように思います。 そこそこの規模で10名以上の単位で新卒さんを採用しているような企業の場合、最終面接にはたいてい役員が登場してきますが、今回はそういう普通のケースを想定してお答えしておきます。 役員が面接で見ているポイントは、一般的に言えば大きく3つあると思われます。 ・文化的なマッチ度 ・将来性 ・多様性 ざっくり言うと、こんな感じでしょうか。 文化的なマッチ度 、というのは、企業の雰囲気にその新卒さんがマッチするか、という点です。 マッチすればいい、というわけではなくて、場合によっては、マッチしない生意気な感じの新卒さんがいい、というケースもあると思います。まあ、まとめると人柄的な部分ってことですかね。 将来性 、は、あなたのことを長い時間軸で検討している、という観点です。 一次面接や二次面接で登場して来た現場社員が、「こいつ即戦力になりそうだ」という観点で見ているとすれば、役員は、「こいつは今はそうでもないけど、5年たったら化けるかもしれない」みたいな軸で見てるってことです。 まあ、一般的な会社であれば役員というのは、普通の社員よりも年齢が上なわけで、そうなると人生経験も豊富、ということで、自然と時間軸が長くなるという側面もありますし、今後うちの会社はどうなっていくべきか、という事に対して最も責任を持つ立場の人たちですから、当然、見ている視野が広くなる、というわけです。 多様性 、という点はちょっとやっかいです。 そして、最終面接で落ちがちだとすると、この理由が一番ありそうだなあ、と思っています。あくまで個人的な意見ですが。 面接は基本的には1人1人に対して実施していくわけで、集団としての特性というよりは、個人個人を見ているものです。そして、最終面接というのは、集団で実施することはほとんどないにしても、最終的に残った応募者たちを集めて、同時期に一気にやることが多いと思われます。 個人個人で見たときには別に問題なかったとしても、集団としてみたときに

【面接官の心得】面接に「来ない」人が意外と多いこと

採用担当者になり、ようやく一人で面接官をするようになった頃にはまったく想定していない事でした。 面接に来ない応募者の方は、結構多い  のです。 数年前ですので、今ほどの就職難ではなかったせいもあるかと思いますが、それにしても、結構ドタキャンされました。いえ、ドタキャンならまだいいのです。連絡も取れないパターンが結構あるわけです。 例えば、面接予定の応募者の方が何人か決まって来て、「今働いているので、平日は面接に伺うことはできません。」と言われたりした場合や、単純に人数が多くて平日だけでは面接しきれない場合には、週末に何名かの応募者の方を集めて、面接をやってました。ま、もちろん休日出勤ですが、代休なんて取れた試しはなかったわけです。 平日に疲れた体を引きずって、土曜日の朝イチから出勤し、「さ、そろそろ時間だな。」と思っても、待てども待てども来ない、と。 あ、もしかして、ちょっと遅れますって電話をくれたけど、誰もいなくて人事の受付電話が取れなかったのかもな、とか、あ、もしかして、日にち間違っちゃったりしてるのかもな、とかそんな淡い期待を抱きながら応募者の方の携帯電話にかけてみる、と。ま、8割方は電話には出ないですね。 「ちっ、面接に行かなかったんだから、辞退だよ、辞退。それくらい分かれよ。」くらいに思われていたかもしれません。 そして、面接予定だった1時間、違う仕事をしておくと。 で、また1時間後に、次の応募者を待っていると、これまた来ない、と。「ま、まさか」と思って電話をかけてみるものの、やはり出ない、と。しょうがないので、もう1時間仕事する、と。 週末の面接で、5名くらいセッティングしていて、結局面接にお越し頂いたのは、2名だけだった、なんてこともありました。そんな時には、ガランとしたオフィスに1人で、「あーあ、週末に何してんだろうか…」と空虚な気持ちになったものでした。 というわけで、面接をブッチされたからって、そんなのよくあることだから、落ち込まずに頑張ってください、という話。 【関連記事】   【面接官の心得】自分より優秀な人は判断できない 【新卒・キャリア】スマートな内定辞退の方法